動画共有サービス周りについてあれやこれや。

ここしばらく、動画をダウンロードするときには、こちらのサービスを利用していたんですけども。
“動画ダウンロード界”も厳しいらしい。

Vid-DL – 動画ダウンロード保存支援ツール

先日、YourFileHostから締め出しを食らったそうで、
それ以来、サービスは停止しています。
(今現在、別館の方ではダウンロード可能になっています)

同様に同サイトでは、ニコニコ動画(というかnicovideoかな)もサポートしてましたが、
夜中は繋がらないことが多かったり。

個人的には、ニコニコ動画はインターネット一時ファイルから拾い、
YourFileHostはこのサイト+懐かしのIrvineで落としてます。


動画を保存したい、という人は多いと思いますが、
というか僕もそうですが、
動画共有サイトってのは、保存できないからこそのグレー、みたいなとこありますよね。
YouTubeなんかもかなりそう。
実際に、保存出来なきゃ白(保存できたら黒)なのかは知りませんが。

そういう意味で、ダウンロードをするためのサービスを認めるわけにはいかないだろうし、
しかも、自分のサイトに来て、見て、ついでにクリックしてもらってなんぼの世界で、
ただファイルだけ持って行って負荷だけ残すっていうサービスに対しては、
苦々しい気分でいてもおかしくないかな、と。

そういう意味で、動画ダウンロードサービスを展開されている方たちは、
一度にアクセスする数を制限するとか、
リトライの回数やそれまでの時間を規制するとかして、
顔色をうかがいつつ負荷を増やしすぎないようにしてるわけで、
ありがたいけど大変だなぁ、とか思うわけです。



僕個人は、ニコニコ動画に関しては、見て面白くて保存したいモノだけ、
ローカルに保存していますが、
つまり一回は必ずニコニコ動画にアクセスして、
タイミングがアレなら我慢して時報とその広告も見聞きしてますが、
YourFileHostなんかだと、前も書いたとおり、サービスとしては貧弱すぎるので、
とてもじゃないけど、動画をダウンロードすることを前提としないと存在意義がない。
もし仮に、全面的にダウンロードを禁止したら(疑似ストリーミングである限り無理だけど)、
サービスとして衰退するよねっていう。

だから、負荷の問題はありつつも、
動画共有サイトの方も一律に切り捨てるわけにも行かず。
その辺、目立ってきたら警告するみたいな態度なのかなぁとも。
(そもそも、個人とサービスはIPだけじゃわかんないか)


と、ここまで書いて思い出したけど、そういえばVeohは、独自にダウンロード可能になってますね。
いやむしろ、ダウンロードして視聴することが前提のサービスか。
サイト上では、最初の15秒だかまでしか見ることが出来なくて、
それ以降は、Veoh提供のプレイヤー(VeohTV)をインストールして、
それを経由してダウンロードし、ローカルで見てね、っていう。

これ、著作権違反のものがアップされてたときに、
どう判断されるんだろ、っていう疑問はあるものの、
回線負荷を一本化するっていう意味では上手いやり方なのかもな、と。

CBS他テレビ局とタイアップして、CMを含めた番組の放送もしてるし、
独自の広告を見させる機能も持たせてる。
そう考えると、同じ動画共有サイトでくくっては見たものの、
Veohはビジネスモデルとしては、YouTubeやニコニコ動画とは違うんだな、ということも感じる。
資本がアレだからできることかもしれないけどね。



なんにせよ、一時期ADSL→FTTHで、料金が下落し、
“通信速度は速くなったがこれで何をすれば”状態だったのが、
最近ではすっかり動画視聴が定着して、その回線を不自由なく使えるようになった。
んが、バックボーンの回線については、結局それに追いついていなくて、
やっぱり回線が足りないとか、コストが高いとかになってるのかなーと想像する。

先日も、このまま行くと回線は2010年には飽和し、
それを回避するのに必要な投資は全世界で1370億ドル、という試算が出ていたけども、

独立系調査会社のNemertes Research Groupは11月19日、バックボーン・プロバイダーが新たな大規模投資を行わないかぎり、2010年にインターネット回線がパンクするとの調査結果を発表した。

 Nemertes Research Groupでは、バックボーン・プロバイダーが数十億ドル規模の投資を行い、インフラを強化しなければ、動画をはじめとする大量のWebコンテンツにより、2010年にはインターネットが使い物にならなくなると予想している。増設にかかる費用は全世界で最高1,370億ドルに上り、サービス・プロバイダーが現状で予定している投資額の2倍以上になる。北米だけでも、需要を満たすには今後3?5年でバックボーンに420?550億ドルの投資が必要だという。
 

その辺の価格破壊みたいのは起きないのかなとか、すごく気になる。
んーまぁ、訴求する先が限られてるし、競争も厳しくないのかもだけど…。

この試算が現実的で、広い帯域を消費するサービスが立ちゆかなくなったりしたら、
せっかくの高速回線への投資も無駄ってことになるなぁ。


あ、話がどんどんずれて収集つかないので、この辺で。

総括すると、要するに、