なんか、昔からそういう立場が好きなんだよなー。
クラスとかでもそうだし、仕事のプロジェクトなんかでもそう。
全体の目的と、自分のなすべきことを把握しておいて、
その中で、比較的自由に裁量を与えてもらって動く、
んで、予想外の方向から遊撃するっていう。
まぁ、評価されにくいとか、忘れられがちとか、
そういうリスクと背中合わせなんだけどね。
まぁでも、そういう感じの立場が好みなんだと思う。
そう言う意味で、前線で壁になって突き進んでる人は凄いなぁと思いつつも、
そこはオレの場所じゃないよなーって思う。
そりゃやれば二流程度には出来るだろうけど、
(だから出来ないんじゃなくて、やりたくないって言うわがままなだけ)
なんかパフォーマンスとして、ダメなような気がしてしまって。
だから僕がいつも必要としているのは、自分に対する具体的な指示ではなくて、
そのプロジェクトが、最終的に何を目指していて、
そこへ辿り着くためのアプローチをどう取るかっていう方針、意図。
それがハッキリしていれば、結果に到達するための、
一般的な作戦+αなものを提案できる、と自分では自負してるんだけど、
なかなかねー、それを任されるには前提として信頼が必要だし、
その信頼を築くまでの、プロジェクトをどう消化していくか、
そういう部分での双方のストレス、みたいなのの管理が、結構難しい。
(具体的に指示して誘導した方が指導する方としては楽だし、信頼して無くても結果に近づける)
今の職場の上司とも、その辺で今まで随分闘ってきてるけど、
(僕自身もかなりのストレスだったけど、多分彼もかなり苛ついてたと思う)
今は、新しい大きなプロジェクトならともかく、
ルーチンや、今までに一度でもやったようなことであれば、
具体的な指示よりも、意図を説明してもらうことが多い。
それが無くて曖昧に誤魔化そうとするときには、
無理矢理にでも説明してもらうし。
結局、お互いその方が楽。
てか、自分で全て指導するのにもハッキリ言って限界があるわけだから、
上の立場としては、どれだけ、下の人間に裁量を与え、かつ、
責任を取らせるか、って部分が大事なんだと思う。
下の立場としては、自分の仕事次第で、ダイレクトにものの良し悪しが変わる訳なので、
責任を取るとしても、納得して受け入れられる。
お互い、責任の切り分けが出来る。
僕はそうして任された件に関しては、
きちんと了解を得るようにネゴするし、了解を得るまでは確定にしないから、
(それはもちろん、僕自身の責任を軽くする意味もある、
てか上司の利用価値は下から見ればそれでしょ?)
その辺で、質のラインを守れるというような部分もあるのかなーとも。
でもまぁ…
これは、長いことこの職場にいるから出来ることなわけで…
なかなか他の職場に移ってもそれをするってのは難しいよね。
特に、役割が細分化されてれば、それぞれが前線だったりするし、
僕のような立場は、プロジェクトリーダーくらいの場所かもしれないし。
転職活動を一時してたけど(現在は休止中…)、
その辺で、僕の感覚(というか仕事実績)が余りに、小さな会社的すぎて、
どうもやっぱり、制作会社には受け入れてもらえなかったっぽい。
多人数プロジェクトでやっていけるか疑問、みたいな意見が多かったし。
僕はやれる自身はあるけど、何の裏付けもないからな…
自分では、今の自分のスタイルが、自分に合っていると思っているのだけど、
もし今以上の、何か(例えば待遇)を得ようと思ったら、
そのスタイルは諦めないといけないのかもな…とちょっと思う。
年齢的には、もうなんの余裕もなくて、
『転職なんか殆ど無理』みたいな領域に入りつつあるのだけどね。。