4月ももうすぐ後半に突入。新入社員も、そろそろ本格的な社会人生活がはじまる頃ではないだろうか。
さて、そんな中、ORICON STYLEでは、30代、40代を対象に、「これまでにあった新人社員のあきれた言動は?」というアンケート調査を行った。
正直に言うと、僕は特に実感を持ってないし、
若者がダメに映るのは、4000年の昔から同じなわけだから、どうでもいいんだけど、
(中年でも、ろくでもないヤツは腐るほどいる)
気になるのは、こういう議論の時に良く出てくる、こんなセリフ。
は?なんで先輩上司ってだけで上から見るの?対等に見ないやつに敬語なんて使う必要なし
敬語を使う価値のない上司や先輩ってのもいるからな
なんていうかさ、敬語って、相手を敬ってるから使う分けじゃないと思うんだよね。
日本的、本音と建て前の世界なんだけど、
例え相手が大嫌いで、死ねよ、と思ってたとしても、
敬語を使うのが日本の大人のコミュニケーション。
それは何というかまぁ、ラインだから。
イギリス議会のソードラインみたいなもの。
それに対して、敬語本来のとか言う意味で、
敬意がどうこう言ってる時点でもうだいぶガキだと思うね。
もしこれが正しい日本語をと言う文脈なら、それは正論だけど、
仕事をする上で最重要なものは、正しい日本語なんかじゃなく、どう利益を上げるか、で、
スムーズなコミュニケーションはそのために必要なものの1つ。
少なくとも自分の敬意は、そこには関係ない。
そう言うことを理解できずに、敬語というものの、表面しか見えずに理屈を言うこと自体が、
すでに客観性と、洞察力を欠いてる。
罵倒したいときには、汚い言葉で罵倒すればいいと思う。
それはそういう『時』だから。
でも、日常仕事をしているとき、ってのは違う。
人間関係が重要なのは何も日本だけではなくて、
全世界共通の意識だし、いわば殆どのビジネスの基本だ。
職場によってはフランクでも良いと思うけど、
(うちは社内的にはかなりフランクな会社だし)
使うべき時に使うべきものが使えず、
しかも自分が使ってるのがなんなのかもわからないヤツは、
やっぱりダメなヤツなんだと思うね。