プロ野球選手の最低年俸保証

芽を出し、膨らんだ桜のツボミが、ノリの頭上で花開いた。中日は22日、育成選手の中村紀洋内野手(33)と23日に支配下選手契約を結ぶと発表した。背番号は「205」から「99」へ。年俸は400万円から600万円になる見込み。開幕を間近に控え朗報が届いた。
 
この記事読んでたら、隣の同僚がふと、
『一軍の最低年俸保証って、1500万じゃなかったでしたっけ…』
と言いだして、気になったので調べてみた。


ブログを色々と読むのも良かったのだけど、
結局のところ野球協約に当たるのが一番手っ取り早いので、
紐解いてみた。


野球協約は、プロ野球選手会のサイトの中の、
『野球規約・統一契約書ほか』の中に、PDF形式で公開されている。

日本プロ野球選手会公式ホームページ
日本プロ野球選手会公式ホームページ
野球協約2006年度版(PDF)


その中、『第12章 参稼報酬の限界』内の、
第89条および、第89条その2に以下のように規定されている。

第89条 (参稼報酬の最低保障)
支配下選手の参稼報酬の最低額は、年額440万円とする。
[1979.9.4、1982.11.15、1985.1.25(1986年度から適用)、1987.7.6(1988年度から適用)1991.12.26、2000.7.17改正]
第89条の2 (出場選手追加参稼報酬)
球団は参稼報酬年額1500万円未満の選手がセントラル野球連盟およびパシフィック野球連盟の年度連盟選手権試合に出場選手として登録された場合は、登録日数1日につき、1500万円とその選手の参稼報酬年額との差額の150分の1に相当する金額を追加参稼報酬として支払う。
追加参稼報酬は、その選手の契約した参稼報酬年額と出場選手追加参稼報酬の合計額が1500万円を超える場合は、その超過額は支払われない。
登録および登録抹消の効力は公示の日から発生する。
[1995.11.21、1996.3.12、2000.9.2改正]


簡単に言えば、
  • 支配下選手(一軍と二軍)の最低年俸保証は440万
  • 一軍選手の最低年俸保証は1500万
  • 途中から昇格した選手には不足分を日割りで支給
って感じか。
そうかそうか。

中村紀洋は、まだ一軍というわけではないんで、
二軍選手レベルの条件で契約、
もし、一軍に定着できれば、もうちょっと貰えるわけだ。



それにしても中日の契約の進め方は上手いよなー

怪我で昨シーズン数字を残していなくて、
今年も未知数と言うことで、慎重になるのは当然なのだけど、
ま、多分それだけじゃないよね。
こういう経緯で自由契約になった選手に対して、
例えば、億単位のオファーなんかを安易に出してしまったら、
それはそれで、チーム内において悪影響が出るよな。
しかもその上で活躍しなかったら、目も当てられない。

まずは、身柄を抑えておいて、とりあえず400万で契約。
それからじっくりと状況を見極めた上で、
『状況』に適当な価格を付けて、契約。

例え要らなくなっても、600万で契約しておいたら、
トレードの材料としても十二分に使えるわけだし、
どんな若手と交換したってお釣りが来る。

中村自身にとっても、
この状況で、高給を積まれてもなんだしなぁ。
以前と同等の実績を残せば、同程度の報酬は得られるし、
むしろ再スタートという意味でも、
スタート地点というのは重要かも。



前述の同僚曰く、
昨シーズン、ようやく立浪からサードのポジションを奪った、
森野が可哀想だ、とのこと。

んーでも、落合のことだから、
この辺の兼ね合いも考えてきそうだよな。


どうなってくんでしょうかねぇ。

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