『東京を日本の首都とする法的根拠はない』とする話にぶつかって驚いた。
ことの真偽は定かではないが、
Wikipediaには以下のような記述がある。
首都についての議論
しかし東京を首都とする法的根拠はない。そのため学問的には、桓武天皇の平安遷都の法的根拠の有効性から、今なお京都を首都とする説、また東京(東都)と京都の二つが首都であるとする説などが存在する。(後略)
現状の問題
日本には首都を直接定める法律はなく、かつては首都建設法(昭和25年法律第219号)に「東京都を新しく我が平和国家の首都として」という記述があったが、首都圏整備法の施行により首都建設法は廃止され、現在では首都圏整備法によって東京が首都であるということが間接的に示されているのみである(規定されているのは「首都圏」の範囲であって、「首都」そのものの定義は存在しない)。(後略)
(共に『首都 – Wikipedia』より抜粋)
もちろん、厳密に検討すれば、という意味であって、
実質的に首都と言えば、東京のことであり、それに反対する人は多くないだろう。
いくら首都は京都だと主張したところで、
その首都という呼称にはなんの意味もない。
ただ、桓武天皇の平安遷都に法的根拠がある、と明記されているのも驚くし、
むしろ今さら東京を首都と規定する法案を作成(または改訂)する必要も…
他の重要案件の審議時間を削ることを考えると、無駄っぽい。
しかしまぁ、事実として、そういう説もある、っていうのは、
妙に意表をつかれて面白かった。
参考: