鼻炎薬のジレンマ。

鼻炎持ちにとって、鼻炎薬というのは特効薬であり、最終手段である。
というのも、それを飲めば症状が改善することは分かっているのだが
その後、圧倒的な眠気に襲われることになる。
いずれにせよ、集中力を欠くことには代わりはないし、
そこにジレンマがある。

ただ、このジレンマは少なくとも悪くはならない選択だし、
上手くいけば、眠気に襲われずに症状が回復するかもしれないという希望もある。
しかし、このジレンマの最悪のパターンは…

『症状が回復しないまま、眠気に襲われる』

投薬のタイミングを誤り、
極度に症状が悪化した状態では、鼻炎薬の『効能』の中で、
眠気の部分だけしか発揮されないことがよくある。
つまり本当のジレンマは、飲むか飲まないか、ではなく、
飲まないか、飲むならいつ飲むのか、
このまま、眠ってもいい時間まで切り抜けられるのか、
どこかで飲まなくては行けないが、
どこまで耐えられるのか…その辺の見極めが重要なポイント。

いかにも現代人的な、
ジレンマの形ではあるけれど。