Soccer

10月12日 西京極

京都 1 ? 4 浦和

京都は完敗だったけど、
結構\面白い試合だった。

前半、好調の京都はDF陣の集中力が高く、
プレスも良く効き、また攻守の切り替えが早かった。
それが序盤浮き足立つ浦和のDFの隙をつき
開始直後の先制点を生む。

先制後も京都のDF陣は良いポジショニングとカバーで
浦和のチャンスの目をつぶしていたが、
エメルソ\ンの一瞬の切り裂きからトゥットのゴールで同点にされると
動揺したのか、永井も含めた浦和の3TOPをカバーしきれなくなってきた。
一方で浦和のDF陣は落ち着きを取り戻したのか
井原を中心に堅実な守備を展開する。
ちょうど浦和に流れが傾き始めたところで、
DFスズキのミスから京都は勝ち越しを許してしまう。
これは…気落ちもするだろうよ…

浦和が1点リードで迎えた後半は
京都のMF陣が疲労からか動きが悪くなり、
途端に浦和のMF陣が活き活きとしてくる。
前半は見られなかったような、
ショートパスも繋がるようになり、
京都の守備陣は完全に崩壊した。
MF陣だけでなく、DF陣も、浦和FWを抑えられなくなり、
さらに2点を献上。
京都の連勝はこれでストップ。
浦和は負け無しの7勝1分け、単独首位に立った。


浦和は、チーム戦術というよりも、エメルソ\ン・トゥットの個人技と
永井の身体能\力でチャンスを作り、得点を上げていた印象がある。
この手のチームは往々にして組織的な守備に弱いものだが
この日の京都は序盤以外守備に見るべき点無し。
序盤はマークの受け渡しや、スペースを消す動きなど
きちんと出来ていたのだが…前半30分までだった。
浦和のここまでの快進撃を考えるとFW中心のその攻撃も
『規格外』に化ける可能\性がある。

一方で京都の攻撃陣。松井・朴のいない攻撃陣は迫力に欠けた。
富田の突破と、黒部のポジショニングには見るべき点があったが
いくらなんでもカードがなさすぎる。
鈴木慎悟も、目立たないまま終始してしまった。
対する浦和守備陣は序盤こそ集中力を欠いたが
その後は坪井・井原が1対1でも強いところを見せ、
勝負にならない中盤を飛ばして
前線へロングボールを送り込むしかなす術のない京都を
しっかりと抑えた。
それでも見せ場があったところを考えると、
やはり、京都の自力は決して低くはないかと。
松井・朴が揃えば再び波に乗れるかも知れない。


個人的には磐田は市原に負けたし、
清水は東京Vごときに0?2で負けて下から3番目?がっかりなのだけど
とにかくエメルソ\ン、永井の動きは凄かった。
ということで、満足しておこう。