けっきょくのところ、
恋人なんか、いてもいなくても構わない。
と、思う。
ヒトが独りで見る視界というのはごくごく限られた範囲でしかない。
行動する範囲も。パターンだって、何億通りもあるウチの1つに過ぎない。
恋愛は単純だがその構造を言葉にしようとすると複雑で面倒だ。
特に感情、これがいちばん説明しづらい、エッジがにじんでるし、
無意識な要素もある。言葉にできないこともある。
止めよう。
できないし。
そうじゃなくて、視界の話。
恋人じゃなくても友達でもいいんだけど
友達は恋人の半分だから恋人にしておく、
僕の眼になってくれる。耳になってくれる。
時には自分のじゃない方に頼りすぎてしまう。
片目を失っても実は自分も世界もすぐには変わらない。
視界が変わるだけだ。
あいつ、どうなったかな、
連絡くらいよこせよ。