高血圧(こうけつあつ、Hypertension)とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態である。高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症原因となるので臨床的には重大な状態である。
生活習慣病のひとつとされる。高血圧というのは中年以降になってその状態になってしまってから対処する、といった発想で対応してよいものではなく、若いうちから生活習慣を改め、予防することのほうがはるかに大切で、それこそがもっとも有効な対策となるものである。一般的に、若いうちから塩分を控えた食生活にすることや、たっぷり野菜をとることや、喫煙をしないことや、適度に運動を実行することが鍵となる。本人の努力も必要なことは言うまでもないが、親や家族や地域の連携的な対策も鍵となる。
ふむふむ、若いから良いってもんでもないのね。くだんの彼は食生活はそれほどでもないけど、お酒が好きで生活が整ってるとは言いがたいし、その辺が原因なのかもな。
血圧の基準
血圧が高いと判断される基準はこんな感じ。収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90以上に保たれた状態が高血圧であるとされている。しかし、近年の研究では血圧は高ければ高いだけ合併症のリスクが高まるため、収縮期血圧で120未満が生体の血管にとって負担が少ない血圧レベルとされている。
低ければ良いってもんでもないけど、おおむねこの範囲。去年の4月にした献血記録によると僕の血圧は「上が129、下が74」。最適な血圧とは言えないけれど、正常な範囲内かな?このときははじめての献血ということですごく緊張していたしこんなもんでしょう。
一方で、彼は1回目が140、2回目が138。Wikipediaに記載された日本高血圧学会の分類によると140は「I度(軽症)高血圧」138は「正常高値血圧」で、確かに若干高め。
高血圧の原因
現実には色んな原因が絡み合うので「これが原因」と簡単には特定できないようなのだけど(原因がわからず降圧剤などによる対症療法をせざるを得ない場合が多い)、高血圧に関与しているであろう原因としては以下があげられているみたい。- 食生活、喫煙、運動不足を原因とする動脈硬化症
- 塩分の摂り過ぎ
- 飲酒
- 肥満
- ストレス
なるほどなるほど、彼は痩せているけれど、思い当たる節はたくさんありそうだ。
飲酒と高血圧の関連については、こんな感じ(一部注釈を加筆している)。
酒の摂取では一時的な血管拡張により降圧するが、飲酒習慣は血圧を上昇させることはよく知られている。毎日の飲酒習慣は 10歳の加齢に相当する血圧値を示す[27]。(節酒による)降圧効果は1 – 2週間以内に現れる。大量飲酒者は急に飲酒の制限を行うと血圧上昇をすことがあるが、飲酒制限の継続により数日後から血圧は下がる。
エタノール換算量は、男性が20 – 30ml/日(日本酒換算1合前後)、女性が10 – 20ml/日、これ以下にするべきである[27]。
「日本酒換算1合」というのは、1合は180ml、日本酒のアルコール度数は15%なので、ビール(5%)で言うと540ml。1日の適正な飲酒量が1日に「日本酒換算2合」(ビールに換算すると約1リットル)で1週間で「日本酒換算13号未満」と言われているので、半分に減らす感じかな。え、それくらいでいいのか。2週間くらい飲む量を控えめにする(禁酒ではない)だけで効果があるならすぐ出来そうだなあ。禁煙とか食生活の改善とかは簡単じゃ無さそうだけど。
ちなみに喫煙と高血圧の関係についてはこちらが詳しそう。
たばことアルコールと血圧の関係|生活習慣の修正|血圧ドットコム 高血圧に関する総合情報サイト ノバルティスファーマ株式会社
このサイトはそれ以外にも高血圧とその改善に関する様々な情報があるので参考になります。
高血圧の話題とかブログに書いてるとそれだけでもう自分が年取ったことを実感するけど、実際年取ってるんだから仕方ないよなー。とはいえ、血圧の話は老いも若いもない話みたいなので、気になる結果が出ちゃった人は、この機会に生活をいろいろと見直してみたら良いんじゃないかなと思います。
参考
高血圧 – Wikipedia血圧ドットコム 高血圧に関する総合情報サイト ノバルティスファーマ株式会社
公益社団法人アルコール健康医学協会