というわけで、Wikipediaの「カフェイン中毒」の項から少し抜き書き。
カフェイン中毒(カフェインちゅうどく、英語: caffeine Poisoning)は、カフェインによって引き起こされる中毒である。カフェインの引き起こす症状は、カフェイン自体が持つ神経毒性によって引き起こされる。精神性の症状は『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM-IV-TR)では、同じくカフェイン中毒(caffeine intoxication)として診断コード305.90に分類される[1]。
ここでの「中毒」は「依存症」のことではなくて「急性中毒」のこと
「中毒」と聞くと「依存症」と考えがちだけど、これ違う言葉に全部「中毒」という訳語を当てているから起きる誤解らしく、ここでの「中毒」は「依存症」のことではなくて、「過剰摂取によって生じる急性中毒」のこと。比較的低用量でも生じる主に精神症状の急性中毒と、主に過剰摂取によって生じる急性中毒に同じ訳語が割り当てられており、さらには、依存に関連した状態を日本の法律上の用語として中毒としている。
- 依存症 → addiction
- 精神障害を起こしている中毒 → intoxication
- 過剰摂取を含む中毒 → poisoning
1日に摂取可能なカフェイン量
250mg/day以上の摂取では、焦燥感、神経過敏、興奮、不眠、顔面紅潮、悪心、頻尿、頻脈などの症状が現れることがある。
(中略)
一般的な成人では、1時間以内に 6.5 mg/kg 以上のカフェインを摂取した場合は約半数が、3時間以内に 17 mg/kg 以上のカフェインを摂取した場合はすべての場合に急性症状を発症する。後者の場合、重症になる確率が高い。
基本的な基準としては「1日に250mg以上」。急性症状の場合は、「1時間以内に390mg」「3時間以内に1,020mg」(いずれも体重60kgの場合)。さすがに短時間でそこまで摂取することは内ので、1日にどれくらい摂取したかを基準に考えると良さそう。
ドリップコーヒーに含まれるカフェイン量
全日本コーヒー協会のこちらの資料によると、ドリップコーヒー100mlあたりのカフェイン量は約60mg。カフェイン | 全日本コーヒー協会
僕が飲んでいるコーヒーマグは大体200ml入りで、カフェオレにするので、僕にとっての1杯当たりのカフェイン量はだいたい100mg。一方、持ち歩いている保温マグの方は350ml入りでブラックのまま飲むので、それをすべて飲みきるとおおよそ210mgのカフェイン量。
1日に飲んでも大丈夫な量は?
基準値「1日250mg」を考えると、カフェオレで1日に3杯まで、保温マグで飲んだ日はプラス1杯までが飲んで良い範囲なのかな。カフェインは体外に排出されるとすぐに症状が治まるらしいので、その日の体調、例えばトイレに行く頻度が少なかったといったことで症状が起きるときと起きないときとがあるのかも。気分が悪くなった日は、保温マグを飲んで帰ってきて、夜ご飯を食べてもう1杯だったので、計算上のカフェインは310mg。1日掛けて飲んでいるので急性症状を生じるほどではないものの、1日の摂取量としては少し多すぎるかも?保温マグで持って出る日には、少し薄めに入れるとか、それ以外にはなるべく飲まないようにするとかすると良いかもしれない。