マグニチュードの違いによるエネルギーの違い。(簡易計算機付き)

今朝の地震は、震度の大きさや震源の近さの割に大きな被害が出ていないようで安心。両親や友人もいるし、伊豆の海抜1メートルくらいの所に知り合いもいるしなぁ。良かった。

で、被害が小さかったのは静岡人が日頃から刷り込まれている地震に対する防災意識(これ、静岡以外の人は理解できないと思います)も大きかっただろうなーと思うんですが、まぁそれ以上に現実的な話をすればエネルギーが小さかったのかなと。マグニチュードってヤツね。

マグニチュードが違うとどれくらい違うのか?ってことで計算式をちょっと調べてみた。


エネルギーをE(単位はJ)、マグニチュードをMとするとこの2つは以下の式で定義される。

log10E=4.8+1.5M


んで、こちらを参考にして2つのマグニチュードの違いを求めると、ざっくりこんな感じで表せるようだ。


マグニチュードをx、yとすると、E(x)/E(y)は以下の式で近似できる

E(x)/E(y)=2^(x-y)/0.2


つまり今回の地震(M6.6)に比べて阪神大震災(M7.3)がどのくらい大きかったかというと、0.7/0.2=3.5なので、エネルギーにしておよそ2の3.5乗=11.31倍の大きさと言うことになる。

えーそんなに違うのか。


地球規模での観測史上、最も大きかった地震は1960年のチリ地震(M9.5)ということなのだけど(Wikipediaによる)、それと今回の地震との差を比べてみるとおおよそで23,170倍違うことになるらしい。なんだかもう数字が大きすぎてわかりませんが…



とりあえずオマケでマグニチュードのエネルギーの差を調べる計算機を載せておくので、
興味のある方はいろいろ調べてみてください。

【計算機】 マグニチュードの違いによるエネルギーの差

M と M のエネルギーの差は



参考

地震の強さを示すマグニチュード