涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)
谷川 流 いとう のいぢ


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第8弾。

次の第9弾(分裂)は、
現在発売未定になっている第10弾との前/後編みたいな感じらしいので、
第10弾が発売されるまではココで一旦お休みと言うことで。

今回は長編の後には例によって短編ってことですが、
それよりちょっと長めの中編2作って感じです。


おさらい。

憂鬱』『溜息』『退屈』『消失』『暴走』『動揺』『陰謀』、『憤慨』。

全体の感じとしてはどうだろうなー…
一応時間は進んでるし、大きな枠組みでの物語も動いてはいるけど、
どっちかというと日常のヒトコマを切り取った感じの作品。
まぁ、過去の作品を考えるにそういう何でもないところが伏線になってたりするんで、
(ふと出てきた脇役のハズのキャラが“再利用”されてたりとか)
一概にintermissionとも言えないけれども。


興味深かった点と言えば、
『消失』以降ずっと焦点が当てられている“長門の心情”かな?

物語設定上、言わば『心を持たない機械』のハズなんだけど
それが徐々に変わりつつあるってのはシリーズものでしか出せない味だし、
逆にそれをなんかのきっかけでホイっと人間にしちゃうとねー何か興ざめだし。
凄く丁寧に色を塗り重ねてるなーと言う印象。
その、『徐々に』加減が凄く好印象というか。箱庭的というか。
この先どうなるかはよくわかんないけど。


あと、個人的に面白かったのは生徒会長かなー。
まぁ生徒会長ってのはそういう悪役を引き受け気味になるもんなんだけど(経験上)、
それを進んで演じてくっていう所に面白さがあったんだなーとか。
ああもちろんその演技自体が会長でいる目的なので、リアルとは違うんだけど、
何かそういう楽しみ方もあったのかーとか思った。

でもそれは、高校生のガキの俺にはわかんねーだろうなー


そんな感じで『分裂』に続く。

次回は長編…てことは、そろそろ色んな伏線の行き先が見えてくる…のかな?