【ドル円】 1ドルが94円台にゲッダン(執筆時点で94円15銭) 【定点観測】

12_usdjpy_10d.png 「大きな値動きはないなー、少し円高に戻す分には別になー」と一応見てはいたんですけど、まさかびょーんと来てるとは。全然気付いてませんでした。正直、ドル円の1円ごとに記事を書く必要なんかまるで無いんですけど、でもそれは必要がまるでないと言うよりも、必要ないだろうと感じてしまうほど短期間に起きていることだ!というね。繰り返しますけど、4ヶ月前には1ドル80円だったんですよ……どんだけ暴落すんのっていうね。以前韓国のウォンが財政的な事情で暴落したときに「自国通貨が暴落するのってどんな気分なんだろう」って書いたんですけど、まあ気分もクソもありませんな。知らんていうね。しかもそれが明るい材料だ(と言われてる)ならなおさら。そう、通貨の高安が国力や経済の勢いを表しているんだ……そう思っていた時期もありました。今は少し勉強して、そればかりではないと言うことも学びましたけれども。

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【ドル円】 1ドルが92円を突破してるじゃないですか!ヤダー!(執筆時点では92円48銭) 【定点観測】

01_usdjpy_10d.png 連日似たようなエントリばかり書いてて申し訳ないんですが、値動きが止まらないので。一昨日91円突破って書いてたと思ったら2日経ってもう92円台、それももう半ばですってよ。どうしてそうなってる…東京が寝静まったあとにアメリカ、ヨーロッパで大きく動くみたいなパターンが続いてるみたいです。状況の捉え方に差があるのかな。

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【ドル円】 91円を突破。一時1ドル91円38銭に(執筆時点では91円05銭) 【定点観測】

31_usdjpy_10d.png というわけで、1ドルが91円を突破しました。時間経過を見てみると日本時間の夕方17時くらいから急激に円安に傾き、18時くらいに1ドル91円38銭を付けたあと緩やかに円高に戻っていって今91円06銭。ここ3日くらい91円手前での攻防となっているので、この辺に注文が滞留してるのかなーという感じですか。ようやく予算が与党で決定したくらいでまだ何も成果は出ていないんですが、市場のこの反応はなんだか色々考えるものがありますね。3ヶ月で2,000円以上上げている日経平均株価とかも。民主党に対する市場の失望感たるやとか、この自民党に対する期待が裏切られたときには一体どうなってしまうのかしらとか。まあ要らぬお世話でしょうけれども。

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【ドル円】 日銀がインフレ目標2%を明記!これで一層円安に…あれ?(執筆時点では90円45銭に戻してるけど)

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日銀、2%インフレ目標導入…無期限に金融緩和 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

政府と日本銀行は22日、2%のインフレ(物価上昇率)目標を明記した「共同声明」を発表した。目標の達成に向け、2014年以降、期限を設けずに国債などの金融資産を買い入れる新たな金融緩和策を行うことも決めた。  日銀が具体的な物価目標を設定したり、無期限緩和に踏み切ったりするのは史上初めてで、日本の金融政策は「未知の領域」に突入する。これを受け、安倍首相は、経済財政諮問会議で物価や金融政策に関する集中審議を四半期ごとに行い、日銀に説明責任を求めていく考えを示した。24日の次回会議で最初の集中審議を行う予定だ。  日銀は目指す物価水準を「物価安定の目標」とし、消費者物価の前年比上昇率で2%と設定した。 (2013年1月23日00時26分 読売新聞)

というわけで、そういうことになりましたが、この発表以降株価は下がり、外国為替市場は円高に傾きました。あれ、そうなんの?と疑問だったのですけど、どうやらこの「インフレ目標2%」というのが見栄えだけで中身がなく、解ってる人には一目で見透かされる内容だったからだそうです。そうなのか。

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【ドル円】 買い戻し…と見せかけて90円の壁突破。(一時90円21銭まで。今は89円台後半)

18_usdjpy_10d.png こんなニュースがあってここ数日若干の円高に向かっていたようですが、

UPDATE1: 東京外為市場・正午=ドル急落し一時88円台、経済再生相の発言が調整売りを誘発 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters

[東京 15日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比 べてドル安の89円前半。昼近くに、過度な円安は国民生活にマイナスの影響もある、と の甘利経済再生相の発言が伝わったことをきっかけに急落。正午過ぎには高値から1円以 上下落し一時88.62円をつけた。    甘利明経済再生担当相は15日、過度な円安は輸入物価にはねかえり、国民生活にマイ ナスの影響もあると述べた。また、同相は為替水準は輸出と国民生活への悪影響を最小に する最大公約数に収まることを期待するとした。  市場で同相の発言は、投機筋にとってドルの利食い売りの「グッド・エクスキューズ」 (外銀)になったとされる一方、同発言はクロス円の急落も招いたことから、証拠金取引 などで「ケガをした人もいるもよう」(同)だという。  ユーロは高値119.98円から一気に118.58円まで約1.5円急落した。  ただ、ドル/円、クロス円とも下値ではバーゲンハンティング的な買いが出ているもよ う。

午後に入って今度はこんな展開になって今度は一気に円安へ。

東京外為市場・午後3時=ドル90円付近、浜田内閣官房参与の発言で急伸 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters

[東京 18日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点 に比べてややドル高/円安の90円ちょうど付近。浜田宏一内閣官房参与が「95円また は100円への円安進行は懸念する必要ない」などと述べると、90.21円まで急伸 し、2年7カ月ぶりの高値を付けた。  <今度は浜田参与の発言に反応>  午後、浜田内閣官房参与の発言が伝わると、ドル/円は89.85円付近から 90.21円まで急伸し、2010年6月23日以来の高値を付けた。  浜田宏一内閣官房参与(米エール大名誉教授)は18日午後、日本外国特派員協会で講 演。「マネーの過剰供給がインフレをもたらすリスクは常にあるが、日本で著しいインフ レを現時点で想定する根拠はない」、「95円または100円への円安進行は懸念する必 要ない」「1ドル=110円を超える円安は心配すべき」などと述べた。  15日以降、甘利明経済再生担当相や自民党の石破茂幹事長による円安警戒発言でドル /円は調整局面に入ったが、両氏が発言を「修正」したことでドル/円は上昇基調に復 帰。前日のニューヨーク市場で90円を一時回復して迎えたこの日の東京市場では、浜田 参与が95円、100円という具体的な水準を挙げて「懸念する必要はない」としたため、 ドル/円を再度の上値追いに駆り立てた。

もちろん、そのままさらに円安になるほどは勢いもなくて90円前後で行ったり来たりな感じ。 いやあそれでも随分来たなあという感じではあるのですけど。

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【ドル円】 そして89円台(執筆時点で89円17銭)

11_usdjpy_10d.png なんかもう週報みたいになってきましたが、今週末もまた大きな値動きが。ここ数日、一時86円台に戻しつつ全体としては最近87-88円で落ち着いた感じだったのですが、日本が夜の間に急にまた円安が進みまして一気に89円。グラフを見る限り東京の取引が始まって落ち着いた感じはありますが、それでも「今週も1円、円安が進んだ」と書くとなんかすごいえらい感じになりますな。どうしてこうなった。

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【ドル円】 そんなこと言ってる間に88円13銭 【続報的なメモ】

05_usdjpy_10d.png なんかもうこう頻繁に書いてるとニュース性を失ってしまってマンネリなので「しばらくいいんじゃないかな」「よほど大きい値動きが無い限り」って思ってたんですけど、昨日の夜中に海外の取引でまた随分円安が進んでいたので一応メモだけでも。週末ということで続きは来週ということになりますが、これ本当に90円まで行っちゃいそうですねえ。ついこの間まで70円台だったのにね。しかも日本は方針を表明しただけでまだ何も結果が出てないというのに。「見通しで売り買いをする」という理屈はもちろん理解できますけど、それでも市場というのは恐ろしいもんだなあと思いますです。意地でも結果出さないとなあ…

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【大発会】 アメリカの「財政の崖」問題合意を経てか87円後半に(執筆時点で87円79銭) 【ドル円】

usdjpy_10d.png というわけで新年明けまして、東京市場でも取引が始まりました。 外国為替市場は株式市場とは関係が無く、12/31から1/1の一部の時間帯を除いて取引が行われていたようなので「さあ新年」ということでもないようなのですが、昨年末からの円安傾向が持続していて軽々と87円を超えて87円台後半へ。昨日は87円台前半から夜になって86円台という流れだったので、そうは簡単にと思っていましたがなんなのこの軽い感じは… 一応今日の流れはこんなことみたいです。

〔外為マーケットアイ〕ドル一時87.56円に上昇、米雇用統計への期待高まる | Reuters

ドル/円は87.53円付近。一時87.56円まで上昇、約2年5か月ぶりの高値を付けている。強い米ADP米雇用報告などを受け、市場ではきょう発表の米雇用統計への期待が高まっており、「ドルを売りにくい状況にある」(外為アナリスト)という。ただ、期待値が高くなっているだけに、悪かった時は失望感からドル売り/円買いが強まる可能性もある。

投資目的で無く単純な興味で外国為替を見ていて思うのは、日本とは無関係の理由で自国の経済が左右されることはとてもたくさんあるということですね。日本がどんなに経営努力したとしても、アメリカの雇用統計の結果が悪くて円高に情勢が振れて企業によっては取引が何十億か目減りするとか普通にあるわけで、他国の経済や政治の状況を織り込んだ上で為替をコントロールしていくのはなんかもう想像付かない大変さだなあという。

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【続報】 さらに円安進む(執筆時点で86円41銭) 【ドル円】

28_usdjpy_10d.png 一昨日書いたばかりで恐縮ですが、それからさらにまた1円円安が進んでいるので一応報告を。 前回「短期的にどうなるのか」という専門家の見解は拾わなかったので検証できませんけど、こんなに急激に進むとは予想外。今までの重い足取りは何だったんだと言うね…やっぱりこれは安倍首相や浜田内閣官房参与が金融緩和を繰り返し主張しているのが引き金になっているんでしょうかねえ。浜田参与はこんなこと言ってました。

インタビュー:日銀は無制限緩和を、物価目標2─3%が適切=浜田宏一教授 | Reuters

安倍新政権で内閣官房参与に就任した米エール大の浜田宏一名誉教授は27日、ロイターとのインタビューに応じ、日銀の金融緩和策について、買い入れる資産の総額をあらかじめ設定せず無制限にすべきだと指摘、物価上昇率目標の達成に向け、より残存期間の長い国債や株式などリスク性資産の購入拡大が必要との認識を示した。外債購入も一案に挙げた。 目指す物価上昇率は諸外国並みの2─3%が適切と述べ、政府による目標設定や、それに伴う説明責任を明確化するため、日銀法の改正は「当然だ」と語った。

んで、今日の相場の解説はこんな感じ。

時事ドットコム:円下落、86円台半ば=金融緩和期待で-東京市場

28日午前の東京外国為替市場の円相場は、安倍新政権の財政・金融政策への期待感を背景に円が売られ、1ドル=86円台半ばに下落した。午前9時現在は86円49~50銭と前日比85銭の円安・ドル高。これは2010年8月3日以来約2年5カ月ぶりの円安水準。  市場では、安倍新政権が積極的な財政政策や金融緩和に乗り出すとの見方が根強い。「年末で取引が薄いことも、大きく円が下落した要因」(銀行系証券)との指摘も出ている。   円は対ユーロでも下落し、午前9時現在は1円13銭円安・ユーロ高の1ユーロ=114円59~61銭と、11年7月11日以来1年5カ月ぶりの水準を付けた。(2012/12/28-09:49)

なるほどねー。 東証の取引は多分今日まで(大納会ってそういうことだよね?外為は関係ない?)なので、その辺での駆け込みもあるのかしら。 輸入業としては利益が圧迫されてきつくなるんですけど、やっぱりね、景気ってのはあるんでね。社会が明るくなってくれないと嗜好品も売れないしね。政府の「やります」が実現して実際の効果をもたらすことを期待しておりますです。てか、円安による利益圧迫と、円安による景気浮上の間のタイムラグが長く続かないことを祈っております。消費税なんかもそうだけど。数字の動きと実感ベースとは違うもんなー

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