HIVをベクターとするガンの遺伝子治療、マウスで成功

発想と視点の柔軟性、についてもう一つ。 本日のWIRED NEWSから。

Wired News – HIVをベクターとするガンの遺伝子治療、マウスで成功 – : Hotwired
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームが、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に遺伝子操作を加え、マウスのガン細胞を攻撃する「薬」として使う遺伝子治療に成功した。
一瞬、目を疑ったが、確かにHIVらしい。 そんなもんベクターにして…大丈夫なの。。。?と思ったが、 研究者曰く、 『ウイルスの[遺伝子の]80%を完全に取り除いている。 だからこのウイルスには単なる運び手としての役割しかない』 とのこと。へー。 考えてみれば、HIVのやっかいなところは、この繁殖力、 浸透性というか、人間の体との親和性というか、ということろなわけで、 (思うに、細胞を次々癌化させていくような『癌』よりは、悪質ではないのかもしれない) 無害である限りは、最高のベクターである。 それにしてもこの発想。 医学的には、さして驚くような発想でもなく、同じ研究は世界で試みられているようだが、 いや、そうは言ったってアンタ。 業界が変わると、常識も変わるんだろうけど、 にしてもやはり、そういうことだよな。 発想と視点。

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ルールとは何か?

プロ野球のシーズンオフを眺めていて、やはり目に付いたのは、契約に関することだ。 特に、巨人・上原と、阪神・井川の『ポスティング要求』は、 事態の打開がいかにも泥沼化しており、非常にマイナスなイメージしか抱かなかった。 当然、当事者 ── 両球団および両選手 ── に対しても、冷ややかな感想をもっていた。 マスコミや、球界関係者(球団職員からOBまで)にしても、 そのほとんどが、我が儘であり、ルールを守らない態度だ、として厳しく評していた。 正直に言うと、僕自身もそういうことを考えていた。 『とにかく、移籍させてくれ』と、無理な主張を通そうとしているようにしか見えなかったからだ。 だが、今日発売1週間後にようやく購入した、 Number最新号(621号)の、阿部珠樹さんのコラムを読んで、少し考え方が変わった。 そもそもは…、このシステムのルールそのものが曖昧なのだ、と。 ポスティングを実施させるには、選手が球団に要求し、球団が承認することが必要なのだ。 阿部さんは文中で、 『上原や井川はルールに則った要求をしているのだから、 これを責めるのは、それこそルール違反だといえる。』 と書いている。 日本社会の、『一般常識』と照らし合わせて、『正しい』かどうかは分からないが、 ルール違反である、という主張は確かに当たらない。 彼らは、定められた正当な手続きに従って要求しているだけだからだ。 要求することで、批判するようなのであれば、 どうしてそんなシステムを作り、また放置しておくのだろうか? 良くも悪くも、メジャーへ移籍したい選手の数が減ることはないだろう。 なくなるとすれば、プロ野球がメジャーに参入したときくらいのものだ。 近年のメジャー人気で、『一流』と日本人が判断するラインはかなり下がってきたと思う。 昔は、いわゆる『超一流』しか知り得なかったが、 いまなら、『一流』であれば、知っている人は知っているし、 例えば、福岡に加入した、バティスタ、カブレラなんてところはこれに当たる。 この辺りをそれこそ買いあさって、残りの資金は選手育成に回して選手を育て上げること、 その方が、経営的にも、精神衛生上も(笑)いいような気がする。 別に、一流の選手がみんなメジャーに行きたがるわけではないし、 木田や吉井やマック鈴木の例にもあるとおり、 そろそろ、挑んではみたものの日本で再起を図る選手も出てきた。 そういう、一方的ではない選手の動きが、何らかの活力を与えてくれるような気がする。 それにしても…先日の杉山茂樹さんの時も思ったが、 重要なのは、こうした柔軟な発想と視点を持つことだと思う。 杉山さんにせよ、阿部さんにせよ、フリーライターなのだから、Numberを持ち上げているわけではない。 でも、一般的に、スポーツ誌、そして記者は、 そのスポーツを好きな人がそのスポーツを好きな人へ向けて書く、 閉じた環になっていることが多い。 スポーツに限らず…こうした発想と視点を無くしては、 あとはただ、流れていくのみ、だと思う。 もちろん流れていくのが一番楽なんだけどさ。 [NUMBER EYES] 上原と井川のポスティング要求は、わがままだろうか。 – goo スポーツ:NumberWeb –

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[続報] 振り込め詐欺撃退CM、大阪のおばちゃんパワーさく裂

先日、静岡県で放映された振り込め詐欺に対するCMに対して、大阪府が抗議した、というエントリーを書いた。 わざわざ税金使って静岡まで行って、大阪府はやっぱりアホやな、と言ったのだけど、 やっぱり、大阪市民はしっかりしてるよなぁ… 出演したおばちゃんらが府庁を訪問して、 『あんたら何言うとんねん、税金つこて抗議なんかしてあんたらがイメージダウンや』

振り込め詐欺撃退CM、大阪のおばちゃんパワーさく裂
静岡県が制作した振り込め詐欺防止CMを巡って「大阪府VS大阪のおばちゃん」のバトルが16日、府庁で展開された。 大阪弁の女性が「詐欺やでえ」と絶叫して注意を呼びかける姿が話題になったCMで、府が「大阪のイメージダウンになるという声がある」と県にクレームをつけたのに対し、出演タレントが「なんでイメージダウンになるの」「逆に表彰状もらえると思てたのに」と反撃。〈おばちゃんパワー〉に気おされた府幹部は「すばらしいCMだった」と白旗を揚げた。 演者の宇口久子さん(58)ら5人が「私らも言わしてもらう」と府庁を訪れ「大阪が被害が少ないってPRして来たんやで」「なんで税金をつこうて(抗議に)行きましたん。おたくらがイメージダウンにしてるんや」と追及。最後には府幹部が「大阪のおばちゃんのイメージが被害の減少につながった」とCMを持ち上げた。 >> 記事を読む
痛快。 そうだよなーそれが正しい市民意識ってもんだよなー よかった、間違ってなくて。 そりゃね、コテコテじゃない、大人しいおばちゃんもおるよ。大阪には。 でも、大阪がコテコテだと思われる、ってのは、なんつーかもう… 今さらしてもしょうがない心配じゃないか? だって、むしろそれ、ウリじゃん(笑) 税金取っておきながら勝手に倒産するようなトコの人間が言うことは やはり全面スルーの方向で。

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メールアドレスの使い分け

最近、何かのサービスを受けるときに、 そのサービス毎にメールアドレスを作成して、登録するようにしている。 自分のドメインが在れば、メールアドレス自体は好きな名前で、無制限に作れる。 また、それを、転送専用のアドレスに設定して、転送先をメインアドレスにしておけば、 メールのチェックは1回で済む。 さらに、もしそのサービスの影響で、スパムがやたら増えたら、 その転送設定をカットするか、メールアドレスを削除することで対応できる。 (まぁサーバでは一時的にエラーメールが増えるかもしれないが) 面倒に見えるけど、 でもサーバ側で迷惑メールフィルター、ウィルスフィルターがある以上、 これが一番安全だし、便利。

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AQUAZONE

もうなんだか、凄い懐かしいソフトのような気もするが、 昔、友達にもらって、『AQUAZONE』というソフトを利用していたことがあった。 PCのデスクトップ上で、熱帯魚を飼えるというシュミレーションソフトだ。 当時のPCのスペックが余り高くなかったせいもあり、 次第に使わなくなってしまったのだけど、 ふとした拍子にサイトに行き着き、なんとなくまた興味が沸いてきてしまった。 AQUAZONE(アクアゾーン)総合情報サイト::AZ-TV::熱帯魚シミュレーションソフト:: ほう…今のAQUAZONEは3Dになってるのねー… 飼育無しの、鑑賞のみのソフト(『AQUAZONE 水中庭園』)もあるのか。 あ、『水中庭園』のナンヨウハギ良いなぁ…海水魚って良いよね。 でもやっぱりやるなら飼育したいし、それなら、Classicか、最新版のAXかな。 うーん…勢い余ってダウンロード版を買ってしまいそうだ(苦笑) 最近、クレジットカードでのネット購入への抵抗が無くなってきたからね… 特に、ネットに関するサービスはそれが一番楽でしょ。 セキュリティは心配ではあるけども。 まぁ、そんなわけで、そのうち、キャプチャでもアップされるかもしれません。 何飼おうかなー (もう買う気満々じゃんか(苦笑))

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[カンポをめぐる狂想曲] より

[カンポをめぐる狂想曲] さいたま「応援とは何か」 – goo スポーツ:NumberWeb –
[2005年2月16日 素直に喜べなかった北朝鮮戦。盛り上がったのはテレビ画面の中だけで、大多数のファンは静かだった。そんな彼らを見て、僕は応援の本質について考えた。 >> 記事を読む
さすが、杉山さん(→スポーツライター:杉山茂樹)。 全くその通り、と思ってしまった。 歌って踊ることだけがサポートじゃないよね。 僕も、「NHK BS」的応援は嫌いじゃないです。
知られたところではバルセロナだ。何より応援団の規模がとても小さい。やっと存在を確認できる程度だ。95%以上が普通のファンなので、カンプノウに 大きな歌声がこだまするケースは稀。そういう意味では入っていきやすいのだけれど、それでいてお客さん気分のファンは滅多にいない。ピッチには、9万8千人の食い入るような目が向けられている。肉眼で確認できそうなくらい鋭い視線だ。凄みを感じずにはいられない。(本文より引用)
『この雰囲気に入りたい』というだけで、 スペインに行きたくなる… サッカーに限らず、観る、ということはこういうことだと思う。 楽しいのは良いんだけどね。 応援を楽しむのは、やっぱり試合や競技を楽しむのとはまた少し違うから… 大事にするってのはそういうことだと思う。 『何を?』を、大事に。

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IE7.0リリースへ。

ITmediaニュース:MSが方針転換、IE 7.0をSP2向けにリリースへ
米Microsoftがこれまでの方針を転換し、ブラウザ新版「Internet Explorer 7.0」をリリースする。この夏にβ版を公開予定。ビル・ゲイツ会長が2月15日、米サンフランシスコで開かれたRSA Conferenceの基調講演で表明した。 >> 記事を読む

『次期Windowsリリースまで新版IEはリリースしない』 Microsoftはずっとその主張を変えてこなかったのだが、ここへ来て方針を転換したらしい。 ITMedia の上記ニュースによると、対応OSは、WindowsXP SP2で、 2005年夏にβ版リリース予定、とのこと。 FireFoxは大きかったのだろうか…と思っていたら、 CnetJapanにさらに面白い記事が掲載されていた。
次期IEはスタンドアロンで–マイクロソフト、方針を大転換 – CNET Japan
サンフランシスコ発–Microsoftは米国時間15日、これまでの方針を転換し、同社のブラウザのアップデート版を、Windowsの次期バージョンとは切り離して出荷することを明らかにした。 >> 記事を読む

この中で、ビルゲイツは、ブラウジング機能そのものが、 システムの脆弱性となっていることを認めている。 つまりWindowsの脆弱性とは、そのまま、IEと一体化していることに起因しているというわけだ。 そのため、次期バージョンでは、Windowsの一部としてのIEではなく、 スタンドアロン、ひとつのアプリケーションとしてIEを提供するということらしい。 僕自身は、ビジネスでもプライベートでもWindows2000Proユーザなので、 実は今回のこの発表からはあまり恩恵を受けない。 しかし、Cnetの記事の最後尾の、 IE開発チームを率いるDean Hachamovitchの発言からは、 ビジネスなどで広く使われているWindows2000に対しても、 何らかの対応をする可能性があるというような感じが読みとれる。 期待したい。

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Becky! Ver.2.20

Becky! Ver.2.20
Becky! Internet Mail ユーザーの皆様 今回は、ベータテストにご協力頂き、本当にありがとうございました。 Becky! Internet Mail Ver.2.20を以下に公開いたしました。 http://www.rimarts.co.jp/becky-j.htm 今後とも宜しくお願いいたします。(__)
先日来βテストが行われていたメールソフトのBecky!ですが 本日未明に無事、正式にバージョンアップしたようです。 前バージョン(2.12.01)に比べると、 かなりの機能強化・仕様変更・バグ修正が行われていて、 えー…履歴を転載する気も起こりません(苦笑) 本当にいろいろあるんですが、個人的には、 『フォルダの並び替えを正式サポート』というのが今のところ一番お気に入り。 その他振り分け機能が大幅に強化されているので、その辺もチェックしてみないと。 乗松さん、ご苦労様です。

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無傘

そういえば最近、雨が降ってても滅多に傘を差さない。 今日も帰り道、ずっと雨が降っていたのだけど、店に取りに帰ることもなく、 コンビニで買うこともなく、 まぁ濡れるのも良いよな、とか思いながらぶらぶらと。 『ヨーロッパ人は傘なんか差さない』 というのを聞いた影響も少なからずあって、 要するにつまりは、男の強がり&勘違いである可能性が高いが、 まぁでも、あんまりね、苦にならないのも事実。 厚手のコート来てるせいもあるかもなー 雨が降ってても、よほどの大雨じゃない限り、 体が冷えるって事はないし。 家まで20分なんだし。 雨の降る中、空を見上げて歩く、ってのも、結構楽しい。 街灯に照らされて降り続く雨粒を見てると、 すこしね、ホッとする。

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スーパーおすすめサイト2005

All About の『スーパーおすすめサイト大賞』にて JET SETが、『スーパーおすすめサイト』に選出されました。ヽ(´ー`)ノ [スーパーおすすめサイト大賞 2005 – テクノポップガイドおすすめサイト一覧]-All About 『大賞』の方は惜しくもノミネートされなかったんですが、素直に嬉しいなぁ。 細かいカテゴリ別に選出されてるので、 選出だけを数えれば約400サイトもあるんだけど、 個人サイトも含めて世の中多種多様に溢れるサイトの中から、 選んでもらったと言うことは やっぱり素直に喜んで良いかなぁと思う。 まぁ、All Aboutって個人的にはお世話になってるけど、そこまでは有名でもないし、 知る人ぞ知るって感じ(註:世の中のサイトの90%は知る人もいないサイトである)だけど、 内容的にはそれなりの評価のあるサイトだしなぁ。 いいかなぁ、と。 じゃあ、来年は大賞を(笑)

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