年下という理由で上から目線で話をする大人が嫌い

「俺の生き方は変えらんねーってことだよバカヤロ━━」(本上博史/京浜アスレチックス)
© ハロルド作石


昔から変わらないんですけど、相手が年下だという理由で上から目線で話をする大人が嫌いです。自分が若者だった頃はそういうおっさんやおばさんが嫌いだったし、自分がおっさんになった今は、そういうおっさんや、そういうシチュエーションが嫌いです。自分は絶対そうなりたくない。


でもねえ、やっぱりそういうシチュエーションて出くわしてしまうんですよ。飲み会とかね。

そうなったとき、すごくしんどくてね。対象にされている若者たちはそんなにしんどくなさそうなので、僕が個人的にしんどいだけなのかもしれないけれど、そういうシチュエーションに遭遇して、年上の人が年下の人に延々説教してるとか、ダメ出ししてるとか、否定してるとか、そういう場面に居合わせると、どんなに楽しい飲み会でも一瞬で帰りたくなってしまいます。今までもそれで帰ったことは何度もあるし、面倒くさくなって勝手に1人飲みに移行して泡盛かっ食らって寝ちゃうみたいなこともあります。

ぶっちゃけいうと、年上だからなんやねんて思うんですよ。経験豊富で、色んな仕事をしてきて、サラリーマンをしたこともあり、自分でリスクを背負って借金して商売したこともある……そういう人なら年齢の上下関係なく、是非話を聞きたいと思うけれど、そうではないただのおっさんが、他の業界とか学生の将来とかについて偉そうに語るのは違うと思うんですよね。わからんことは言うべきじゃない。少なくとも、偉そうに言うべきじゃない。


僕はそういう大人が嫌いだから、自分もそうなるまいと思ってます。若い奴には若い奴なりの考え方がそれぞれにあっていい。それぞれにあっていいからこそ、それが正しいか正しくないかを判断出来るし、仮にそれが正しくなかったとしても、それは年齢のせいではない。経験不足だったとしても、次のチャンスではきちんと判断出来るようになっていて欲しい。僕が正しいと思うコミュニケーションはそんな感じ。でも、必ずしもそんな環境ばかりではなく。なんだかなあ。

僕らの世代が大人になったらもう少し変わるんだろうか。

見た感じ、今の30台も結局そういう年上になりつつあると思うんですけどね。