初めて一人暮らしを始めたときの解放感
社会人で実家に親と一緒に暮らしている人の心境が僕にはよく分からない。
もちろんそれぞれ介護なりの複雑な事情がある場合もあると思うのですけど、そういうものが無くて同居していることのメリットが僕にはあんまり理解できないのですね。「実家の自分の部屋」より「自分の家」の方が気が楽じゃ無いのかな…
そんなことを考える僕の「元」になっているのは何なのだろうと考えてみるに、多分、大学生になって一人暮らしを始めた最初の時の『解放感』だと思うのですよね。それは今でも忘れられない。両親が来て引っ越しをして母親はその日片付かない部屋に泊まってくれて翌日ようやく大分片付いて、両親が実家に帰り部屋に一人きりになったときの何とも言えない解放感。それで寂しさを感じる人もいるみたいだけど、僕はその最初の時から今に至るまで1回もそれを感じたことが無いんですね。自分がしたいことを自分がしたいタイミングで自分がしたいだけ出来る、そんな快適なことは無いじゃ無いですか。
社会人になって人並みに給料を稼ぐことが出来れば、金銭的な意味では一人暮らしをするのは難しくは無いと思うのですよ。仮に手取りが20万しか無かったとしても、ワンルームの家賃(5-8万くらい)を出すのは楽勝でしょう。敷金、礼金で2ヶ月ずつ取られて、引っ越し費用に5万かかったとしても引っ越し費用は総額で30万くらい。半年貯金すれば充分に貯まる額です。だから、特別な事情なく実家にずっと住んでいる人というのは、独立したくないということでそうしているという理解なのですが…やっぱりよくわからないな。独立しちゃえば良いのに。その方が、社会の広さも自分の非力さも親の有り難みも自立することの意味もわかるってもんです。特に親とトラブルを抱えている人には、独立することで一旦距離を取って見つめ直すことをオススメしたいですね。
ただまぁなんというか僕のこの自分一人を好む性格は、世間的に見て正しいとか正しくないとか言うよりかは、僕の中にある根元的な何かのような気もします。自分のパートナーも家族も愛してますよ?愛してますが、それはそれとして僕は僕の独立した生活をしたいという何か。この何かはいったいどこからやってきてるんだろうと考えたりもするのですけど、いまだによく分かっていません。僕は、少なくとも日常のプライベートな生活においては、自分がしたいことを自分がしたいようにしたいんですよ。ねえ?