Windows2000だとことのほか大変だったので、次回の自分のためも考えてまとめ。
一応、ニコニコ動画にアップすることを念頭に置いています。
YouTubeだったら分割しなくちゃいけないし、
他のサービスならもっと基準が緩いところもあるからね(zoomeとか)。
まず、作成する動画の仕様。
- 動画の長さは約60分。
- 背景は静止画。
- なるべく高音質。
とりあえず目標はこのあたり。
0. Windows XP/Vistaの場合
Windows XP/Vistaの場合は実はそんなに困りません。なぜなら、Windowsムービーメーカーが使えるからです。
Windowsムービーメーカーを使った、作業用BGM動画の作り方については、
このあたりを参考にしてください。
honjitu no hirose 【ニコニコ動画】簡単にできる60分越え動画の作り方
これが適用できない場合一足飛びには作成できないようなので、
ちょっと試行錯誤が必要です。
(出来るソフトウェアがあれば是非教えてください)
というわけで、以下、Windowsムービーメーカーが使えない環境のお話。
1. まず、音源を作りましょう。
色々あると思いますが、とりあえずwavファイルを作ります。僕の場合、既に録音済みのCDからの抜き出しなので編集作業はありませんが、
CDからwavに変更する必要があります。
(ちなみにCDは友人作のものです。著作権違反にはご注意を)
参考にしたのは、昔懐かしいこちらのページ。
CD→WAV→MP3のページ
CDexを使って、wavファイルとして書き出します。
詳しくは上記サイトをご覧下さい。
次に、曲毎に書き出されたwavファイルを1つにまとめます。
結合に使ったのはこちらのソフトウェア。
Wavez | ReadMe
これまたサイトを読んでいただいて、ソフトウェアを起動していただければ、
ある程度直感でいけるのではないかと。
これで、動画用音源ファイルが出来ました。
2. ジャケ写動画を作りましょう。
音源だけ用意しておけば、背景として画像を設定して終わりじゃないの…そんな風に考えていた時期が僕にもありました。
でも調べてみるとなかなかそういうソフトウェアはないんですね。
仕方がないので、ジャケ写を延々表示する60分の無音動画を作成しました。
使用したソフトウェアはこちら。
Slide Show Movie Maker (J) – 暫定開業 #2
元は画像をスライドショーにするソフトウェアですが、
任意の画像を任意の時間再生できるので、僕がしたいようなことも出来るわけです。
(当然、複数の画像を順々に見せる動画なんても作れます)
詳細は上記サイトにありますので参考にしてください。
特記事項としては、今回については画像が高画質である必要はありません。
動きもないので、fpsも1でOK。
その場合、3600フレームを再生時間で設定すれば問題なしです。
書き出したファイルは静止画像の大きさにも依りますがとりあえず、187MB。
うーん、さすがにでかすぎです。
静止画像のサイズをもっと絞り込めばサイズダウンがはかれると思いますが、
次の工程で圧縮するので今はこれでOKとします。
3. 画像と音源を合成します。
使ったソフトウェアはaviutl。これを使った上で、FLVないしはMP4でかき出せばOKです。
解説サイトは以下。
初心者の為のAviUtl導入方法
また、ニコニコ動画wikiの該当項目も参考になります。
aviutl_h264 – ニコニコ動画まとめwiki
これを参考に、aviutilの設定を行った上で、書き出せば完成。
aviutilのインストールや設定がわかりにくいかもしれませんが上記を参考に頑張ってみてください。
結果。
今回のこのやり方を試してみたところ、80kbpsで40MB以内に収まりました。40MBでの理論上の限界が映像+音声で91.0kbpsなのでいい線ではないかと。
もっと高音質で聴けるようになると思います。
理論上は映像+音声で227.6kbpsなので、192kbpsでもいけるはず。
ちなみに実際に上げた動画はこれにトライしてみましたが(音声部分192kbpsで100MB以内)
何が悪かったのか再エンコードされてオーディオ62kbpsに…(泣)
多分、どこかのエンコードが悪かったんでしょうねぇ…
aviじゃなくて素直にmp4にしておけば良かった。
aviutl_h264 – ニコニコ動画まとめwiki
なかなかに奥が深いです。
2008/10/08
打ち消し部分、誤解でした。確かに、
Smilevideoには書いてありますが、これはそのサイズのファイルを受け付けるという意味でした。
つまりそれらの形式の動画は受信後、自動的に再エンコードされるという意味なので、
元素材がどんなに高音質でも出来あがりは64kbpsなんですね…
高音質になるのは、再エンコードを回避できるH.264/AVC(MP4)またはFLV形式の方。
つまり40MBの範囲内で目指さないといけないわけですね。。なるほど。
今回の動画は極端に音質に偏ってる関係上、映像ビットレートは無視できるほど小さいし、
音質ビットレートはどんなに上げても192kbpsくらということで、
ビットレート制限は気にする必要なし。
つまり、40MBをほぼフルに使って音質上げるってことですな。
そうなると理論上は…
40 * 8 * 1024 / 3600 = 91.022..
となって、映像+音声で91kbpsの範囲内で作成すればOKということになるか。
そうかそうか、さすがに60分動画で高音質は無理だよね…
2008/10/08
第2弾のアップが完了しました。今度は音声部分の時間が54分5秒(3245秒)しかなかったため、96kbpsでいけました。
40 * 8 * 1024 / 3245 = 100.979..
ということですね。
ファイルサイズは、38,885,173B=37.08MB。
MP4でアップしたので、再エンコードされることもなくスムースに。
ちなみに、映像部分のビットレートは664bps。
どんんだけ低画質ww
さすがにこれは絞りすぎたかなぁ。次回はそのあたりのバランスも。