汗疹の時の薬の選び方。

汗疹が出来ちゃいました。

もうね、大人になって何やってんだよ…とか思うんですけど、
例えば汗だくで出勤して下着を着替えるとかできないわけなんで…
仕方がないかなぁ、とも。


ま、そのうち治るだろ、と放置してたんだけど、
それがすれてちょっと痒みが尋常じゃなくなってしまったので、
薬を買うことにしました。
大手量販店(というのかどうかわからんけど)へ。


店頭には、多分同じようなことを思う人が多いらしくて、
いくつかの薬が島で品出しされてて、どれにするか迷う状態。
それも、よくよく見ると、値段の全く違う商品が、
同じようなキャプションで販売されてんのね。

1つは、298円とかで売られてるヤツで、
もう片方は、1,298円とかで売られてるヤツ。
桁が違うんだよね。

その時点で、何がどう違うのか調べようがなかったので、
しばし迷った末に、ま、元々乾燥肌だしあっても困らないだろ、ってことで、
試しに両値段帯の皮膚薬を1つずつ買ってみました。

買ったのはこちら。

メディストロクリーム(1,298円)

ハラマインL(298円)

微妙に名前が違う気もしますが、気にしない。
OEMとかあるので。


で、この2つが何が違うかというと、要するに成分が違うみたい。
ブランドとかではなく、きっちりと中身で値段が分かれてる様子。
高い方の主成分1番目には、『吉草酸酢酸プレドニゾロン』、
安い方の主成分1番目には、『酢酸デキサメタゾン』。


皮膚炎の時の薬の選び方を調べてみると、
こんなことが書いてあった。

市販薬の選び方、ここがポイント -healthクリック

A. 湿疹・かぶれ薬
  1. かゆみが強いときは、抗ヒスタミン剤(マレイン酸クロルフェニラミンなど)配合のもの
  2. かぶれによるはれがひどいときは、抗炎症剤(グリチルリチン酸など)配合のもの

なるほど。


で、前述の2つはどういう薬かというと、

ステロイドの外用薬です。ステロイドには炎症をとる強い作用があります。炎症による腫れや赤みをおさえ、かゆみや痛みをやわらげます。湿疹やアトピー性皮膚炎をはじめ、さまざまな皮膚症状に使用されています。ただし、症状をとる対症療法薬ですので、病気の原因そのものを治すことはできません。
 

酢酸デキサメタゾン … 副腎皮質ホルモン剤として、湿疹、皮膚炎群、そう痒、虫さされなどに用いる。抗アレルギー作用もある。
抗炎症作用はヒドロコルチゾンより強力。
 

どちらも、ステロイド。
まぁ、両方とも、抗炎症剤かな。

で、ステロイドとしての強さで言うと、
吉草酸酢酸プレドニゾロンが3群(strong)、
酢酸デキサメタゾンが、5群(weak)。
(参考:当院のステロイドについての考え方 :大人のためのアトピー治療:高島クリニック


つーわけで、1,298円の方が、
効果が強い(もちろんその分、副作用も大きい)ってことだ。

なるほど。
なんか、わかったような、全然分かってないような感じだけど。


使い分けとして、今はちょっと肌が荒れ過ぎてるから、
強い方のヤツを使って症状を抑えて、
良くなってきたら、軽い方に切り替える…というようにしようか。
あんまり強いのを熱心に使ってもアレだし。

ま、根本的な解決は、こまめに着替える、なんだけどね。



だけどこういうのってさー、実際に皮膚が弱くて悩んでたり、
医者に通ってる人にとっては常識かもしれないけど、
普通の人にとっては何が何だかわかんないよな…
正直、成分なんて見ないで買うことの方が多いわけだし。

きちんと、分かるように書いて欲しいよ。
何が違うのかとか。
店員なんか、多忙で聞けないわけだしさ。


少し、勉強になりました。




参考サイト


新新薬品工業株式会社
市販薬の選び方、ここがポイント -healthクリック
おくすり110番・・病院の薬がよくわかる
吉草酸酢酸プレドニゾロン(リドメックスコーワ軟膏、リドメックスコーワクリーム、リドメックスコーワローション 等)
薬解説ホームページ(大衆薬)
抗炎症薬
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ハラマインL
大人のためのアトピー治療:高島クリニック
当院のステロイドについての考え方 :大人のためのアトピー治療:高島クリニック