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結果:これまでの京都マラソンの中でもかなり厳しいレースでした
タイムは4時間14分30秒(ネットタイム)。目標だった「サブ4」、フルマラソンの自己記録更新(4時間0分17秒)、京都マラソンの自己記録更新(4時間10分8秒)、そのいずれも果たせない厳しい結果となりました。
もちろんレース前からずっと冷たい雨が降り続け体力を奪われたという大きな理由はあったのですけど、しかし体の痛み方から感じたのはやはり走り込み不足だったなと。2022年春まではかなり走り込んでコンディションも良かったのですけど、なぜか夏以降モチベーションが下がってマイレージがかなり減っていたんですね。その間に体重も増えてしまいましたし、その影響がもろに出た形です。
25kmまで自重してペース控えめで走っていたのにもかかわらず30km過ぎで攣りの兆候がやってきて、用意していた「御守り」でも防げませんでした。無念。4年前から成長してないじゃないか、、正直かなり落胆していますが(なので完走レポート書くのにも時間が掛かった)、反省のためにも振り返ってみます。
ラップタイム
0-5km:29’45”(5’57”)
スタート前から振り続ける雨はまったく止む気配がなく、ポンチョを着てその上にリサイクル用の上着を着ていたのですけど寒くて。周りの皆さんを見てみると全身覆うようなカッパを用意してきている人が多くて僕もそうすれば良かったなあと後悔。天気予報を見てスタート時間にはもう少し小降りになってると思っていたんですよね……まさかあそこまで大雨になるとは思いませんでした。最初から失敗。あと気温が高いこともあって長袖Tシャツ1枚で臨んだんですけど、手首が締まってるシャツでレース中に袖の上げ下げがしにくくてちょっと不便でした。これも周りの皆さん見ると、ベテラン勢は「半袖Tシャツ+アームカバー」というスタイルの人が多く、そうかそうすればいいんだ!と勉強になりました。2019年にそのスタイルで神戸マラソン走ったとき、暑くてアームカバー要らんわってなったんですけどあれは11月だったからですよね。2月の京都マラソンだったらそれでちょうど良いのかも。
ちなみに白シャツだったから雨に濡れたら肌が透け透けでした。せめて色シャツにすれば良かった(というのを、あとで写真見返してから気付いた、セクシー過ぎんだろ)。
5-10km:29’45”(5’57”)
5kmを過ぎ桂川沿いに入っても大混雑は続く。雨も変わらず降っているけれど、それを感じさせない数の応援の方が沿道にいてものすごく勇気づけられました。毎回書いてるけど、この応援してくれる人たちがいなかったらフルマラソンなんか走れないと思うんですよね……特に今回3年ぶりのフルマラソンでしたし、3年前は道中まったく人がいない区間が長い京都木津川マラソンだったのでそれを強く感じました。神戸マラソンだって道中ずっと声援があるって感じじゃないですもんね。市街地をずっと走る京都マラソンならではだと思います。本当にありがとうございます。
この頃はまだ、五山を仰ぎ見る余裕がありました。ペースは変わらずゆっくり。
10-15km:28’43”(5’45”)
これも毎回思っている、「こんなアップダウンあるコースを序盤に持ってくるとか正気か?」というきぬかけの路。コースとして指定されているから走っているけど、こんな道、正直走りたくないですよ。風景は気持ちがいいんですけどね……もう少し何とかならないのかと。しんどい上りは変わらなくても、丸太町を通って洛内に帰ってきて西大路を上がって北大路までみたいな方がまだ走りやすいと思うんですけど……まあでも京都マラソンを続ける限りこのしんどい序盤は変わらないんでしょうね。序盤10kmのペースが想定より少し遅かったので、ここから10kmは想定よりほんの少しだけペース上げて走る。それでもサブ4ペースよりは遅いので、このあたりで既にしんどさが出てたかも。
15-20km:28’34”(5’43”)
上賀茂神社前から西賀茂橋折り返し。この区間は上りと言えば上りなんだけど、緩く上って緩く下る割と平坦な道だし賀茂川沿いで気持ち良いので割と好き。以前、ここでぶっ飛ばして後半大失敗したことがあるので自重しつつ少しずつペースを上げていく。
20-25km:28’23”(5’41”)
北山折り返し。そろそろペースを上げていかなくてはならないんだけど、雨のせいか寒さのせいかペースがなかなか上がらず苦労する。この区間平均5分41秒/kmで走ってるけどこれは頑張った結果で、本当は頑張らずに5分40秒/kmで走りたかったんですよね。でも難しかったので、少し速めのペースで走っているランナーを見つけては背中を追うということを繰り返してなんとかペースを維持していました。
後から考えるとこの区間のこの頑張りが後半の失速に繋がったんだろうなと思うんですけど、でももしこの区間で頑張らなかったら自己ベストは完全に不可能だったわけで、必要なトライだったと思います。ここでもう少し踏ん張れてればなあ。
25-30km:28’35”(5’43”)
北山通から鴨川沿いへ。ペースは想定よりだいぶ遅いけどここから頑張ろうということで、25kmを過ぎてからペースを5分30秒/km台前半に上げました。狭い区間と言うこともあって目標ペースで走る人さえ見つけられれば、すんなり行ける区間ではあるのですけど、やはり無理があったようで……30km手前当たりで最初のピクピクが。攣り対策ジェルは飲んでいたものの、それを遅らせるまでには至りませんでした。
30-35km:29’47”(5’57”)
丸太町折り返しまで。30kmまでは想定より遅いペースながらもなんとか走ってきましたが、30km以降はがっくりとペースが落ちました。それまでと同じように走ろうとすると足の各部が順番に攣りそうになり、なんとかなだめて走ってる状態。上手く足を動かせないとどうしても太もも前面で引っ張る走り方になるらしく、レース後の筋肉痛のほとんどはそこでした。つらい。
35-40km:35’45”(7’9”)
京都市役所折り返して今出川折り返しまで。京都市役所周辺で奥さんが応援に来てくれていましたが、その時点で既に疲労困憊で格好いい姿は見せられず。颯爽と走ってきて颯爽と走り去っていく姿を見せたいんですけど、応援してくれるのはしんどくなる後半が多いので(助かる)どうしてもしんどくてもがいてる姿ばかりを見せることになるんですよね……今回もそんな、攣りそうになる足、重い足、痛みに悶え苦しみながらゴールを目指す姿を見せました。
こんなん見てたらマラソン走りたいと思わないわなあ……実際には、このクソしんどい瞬間でも楽しいんですけどね。それはマゾ的な何かと言うことではなくて、こんな状態でも沿道から声掛けてくれる人がいるという状況が楽しいんです。もちろん早く終わってくれとも思ってるけど。
40-ラスト:15’13”(6’56”)
ラスト2.195km。この区間はそこまでどんなにしんどくてもペース上げて頑張るということが出来る、緩い下り基調の平坦な道なんですけど、今回ばかりは難しかったです。なるべく、前に人がいなくて後ろからも来ない大外を走ってゆっくりゴールまで。不甲斐ないけどこれが今自分が出来る精一杯のことだって、心から実感する瞬間ってそうそうないので、この区間頑張るってのは大事なことだなあ。……と今は思うけど、現場ではもちろん早くゴールに着きたいと思ってます。しんどかった……
完走した感想
とにかくキツかったです。(「完走した感想」はダジャレですけど、RTA界隈での常套句です)
もちろん雨の影響は小さくなかったと思いますが、やはり走り込みが足りなかったと思いました。直近半年の間に走った最長距離は30kmで、それも直前に緩く1回走っただけ。あと3回は走っておきたかったし出来れば40kmも走っておいた方が良かったです。それを走ることで速くなるかどうかは微妙ですが、自分がどういう状態になるかって言うことに対する心の余裕が出来る。
レースペースに関しては最近ずっとトレーニング中に感じてた、コンディションは良くなってきたけどペースがなかなか上がってこない、それをそのまま表したような感じになりました。トレーニングは嘘つかないですね。直前1ヶ月ぐらいになってようやく20kmを5分30秒/kmぐらいでまとめられるようになりましたけど、20kmとしては全然遅いですもんね。20kmなら5分/kmぐらいで走れるようにならないと……トレーニングの負荷を上げるのが遅く、ペース設定も甘かったです。自分では頑張ってたつもりだったんですが。
来シーズンに向けて
夏場に緩みがちなのは仕方がないとしてもペースはなるべく落とさずに淡々と距離を積んでいきたいし、月間走行距離で300kmとか400kmとか目指さなくても良いけど定期的に長い距離を走るようにしていきたいですね。理想は月1ロング(30km)の復活、2ヶ月に1回ぐらい40km走を走ってみるなど。40km走はペース走までもっていけたらいいけど、継続的なトレーニングと考えるとLSDでもいいかな。通常開催されるマラソンレースも増えていくと思うので、来シーズンは万全の準備をしてフルマラソン3回を目標に。出来るかなあ。とりあえずは今の体重を増やさないように、出来れば3kgぐらいは絞っていきたいところ。きっちりリベンジしたいですね。