28日の東京市場では米長期金利の上昇を受け、日本の長期金利も前場に0.245%まで上昇し、日銀は指し値オペをオファーした。しかし、0.250%はつけなかったことで、このオペの応札額はゼロとなった。
日銀の指し値オペによって円安が加速し、ドル円は125円台に急上昇、何が起きてこれからどうなるのか(久保田博幸) – 個人 – Yahoo!ニュース
後場に入り東京時間の米長期金利が2.53%に上昇するなどしたことで、日本の長期金利は0.250%と2016年1月6日以来の水準を付けた。これを受けて日銀は同日で2度目となる指し値オペをオファー。こちらは0.250%を付けていたことで、645億円の応札があった。金融機関の応札分を原則全て買い入れる指し値オペで実際に買い入れたのは2018年7月以来3年8か月ぶりとなる。
指し値オペとは
日本銀行があらかじめ決まった利回りで金融機関から国債を無制限に買い入れる公開市場操作(オペレーション)のこと。
指し値オペ|証券用語解説集|野村證券
2016年9月の金融政策決定会合で、金融政策の新たな手段として導入されたもので、長短金利の操作によって急速な金利上昇を抑え、10年物国債利回りを日銀が目標とする「0%程度」に誘導するために実施される。
オペって言ったら普通は手術のことですけど、経済用語では日本銀行による公開市場操作のことですね。なんか慣れませんが。で、指し値オペは日銀が利回りを指定して国債を買い入れることをいい、国債の金利上昇を抑えることらしいです。先ほどの久保田さんの記事の続きを引用します。
いずれにしても日銀は日本の長期金利を0.250%で抑える姿勢を明確にした。このため日銀(異次元緩和)とFRB(正常化から引き締め)の金融政策の方向性の違いが顕著となり、ドル円は28日の午前中に123円台に上昇してきた。
日銀の指し値オペによって円安が加速し、ドル円は125円台に急上昇、何が起きてこれからどうなるのか(久保田博幸) – 個人 – Yahoo!ニュース
この方向性の違いとは、金融政策で異常な緩和のままの日銀に対しFRBは今後、利上げを加速することで生じる。政策金利である短期金利が日本はマイナス、米国はプラス幅拡大となる。長期金利は日本は0.250%までで押さえ込む、米国はすでに2.5%となりこちらも格差が拡大中。お金は金利が高い方に向かいがちとなり、それはつまり円を売ってドルを買う動きを強めることになる。
うひー。
外国為替相場は様々な要因で上下しますが、そのうちの1つが2国間の金利差です。一般的に金利が高い国の通貨が買われ、低い国の通貨が売られます。FRBが利上げを準備し日銀が金利を抑える方に動くと言うことは、今後ドルが買われ円が売られるというわけで……円安が続くってことか。え、これ以上?
そうしてこうなった
やべー。
FRBは今年いっぱい利上げを予定してるわけで、年内いっぱい円安が進みそう。マジか。円安が嬉しいわけでは全くないですけど(AWSの支払い増えるしGitHubの支払い増えるししばらくTシャツも買えない)、もう諦めてみんなでドル買いましょうか。。。