デスクの上が狭いのです
スチールラックの中に組み込むことを決めてから、ある程度予想は出来ていたことではあるんですけど、実際に使ってみるとほんとにギリギリ。幅90センチ奥行き45センチって作業机としてはギリって言うかディスプレイとキーボードとマウスを置いたら、ほかに大きなものは置けないって感じです。書類仕事をするときはキーボードをどけて(机から下ろして)書類を広げなくてはならない。ノートPCを広げたいと思ったときも同じ。ちょっと煩わしい。またデュアルディスプレイにしたことで生じた問題もありました。メインディスプレイがちょっと低いんですよね。仕事をしていて姿勢を正すと視線がどうしても下向きになりがちで、それに合わせる形で姿勢が悪くなっていくという。腰にも良くないしもう少し視線が上がる形でディスプレイを配置したいんですが、しかし僕の椅子は上下調整が出来ないタイプなのでやるならディスプレイ自体を上げないといけない。ディスプレイ用のラックって色々あるんですけど、どれも大体高さが高すぎて狭い僕のデスクの上ではおくのがなかなかツラい。幅も高さも奥行きも「ほどほど」のものがいい。
というわけで選んだのがサンワサプライ「MR-LC202BK」
サンワサプライの机上ラック「MR-LC202BK」です。これの特徴は、
- 電源タップ2口付き
- USBポート3ポート付き
- 幅60cm、奥行き20cm、高さ8cmとコンパクト
- スチール製で剛性十分
- 滑り止め付きで使用時に動かない
といったところでしょうか。電源タップやUSBポートを売りにしているみたいですが、僕としてはサイズと剛性が何より大事でした。おかげでパソコンデスクにぴったりフィット、このラックの上にメインディスプレイを置き、横にサブディスプレイを縦置きするという形でスッキリ収まりました。剛性も十分で安定しています。
キーボードとマウスを収納するとこんな感じ。ぴったりです。
ただし前後逆にして使っています
メーカー側のデザイン意図としては、電源タップもUSBポートも前面に置いて使いやすくということだったろうと思うんですが(商品画像参照)、何度も書いているとおり僕の環境はあんまりスペースに余裕がないので、ラックとキーボードの間に電源タップに接続したコードやUSBケーブルがあると少し邪魔になるんですよ。有用なのは間違いないので、前後を逆にしてタップとポートをディスプレイの後ろ側に回して裏側で接続するようにしました。頻繁に抜き差しするような用途には向いていませんが、スマホの充電器やUSBレシーバなど継続的に電源を取りたい、パソコンの電源が入っているときだけ動作すれば良いという用途では十分かなと。PCのバックパネルみたいなもんですね。メーカーの意図とは違うとは思いますが、これで見た目がスッキリしましたし格段に使いやすくなりました。
唯一の残念な点:USBポートがパワー不足
全体的にとても満足できる製品なのですが、唯一残念に思う点を挙げるとするならUSBポートがパワー不足だと言うこと。まず3口ともUSB2.0です。パソコンにUSB接続して使用するので実質的にUSBハブなんですが、これがUSB3.0だったら嬉しかった……転送速度もそうですけど給電面で影響があります。正直、今どきのスマホをUSB2.0に接続して充電してもなかなか充電が進みません。接続先は急速充電に対応したUSBポート、USB3.0、でなければ電源タップということになります。仕事中補助的に充電するということなのであれば良いのですが、GPSなどバッテリーを消費するアプリを使用しながらだとちょっと追いつかない感じあります。
結局、USB機器はPC本体のUSB3.0ポートに接続することになりますし、ラックのUSBポートはUSBレシーバかUSBメモリぐらいしか用途がなくて持て余し気味。何か電気をそれほど消費しない用途があると良いんですけどね。卓上扇風機とか?