「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2020年12月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました。



使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



62 → 55 → 56 → 42


最近ちょっと仕事でバタバタしてましてあんまり国内政治の話題に触れられていないのですが、何かありました?

いや、政治の話題に触れなくてもなんとなく支持率下がるよねっていうことがわかる感じとしては、どうしてもね、新型コロナウイルスに対する政府の場当たり的な対応。政府が何かを強行したものの、苦言を呈する有識者が次々に登場し、一通り批判が行き渡ってから方針を撤回するみたいな流れほんと多いですよね。なんかもう政府への信頼度を下げるためにわざとやってんじゃないのっていうぐらい、安定感がない。ただでさえ国民は不安なのにトップがそんなことされたらそりゃあね、浮き足立ちますよ。GoToもあれだけ「変えない」って言ってたのに、いきなり「止めます」だからねえ。それで支持しろと言われても。


東アジアでの新型コロナウイルスの流行があまり激しくないのは、DNA的なものか習慣的なものか、いずれにしても奇跡みたいなものという話がありますけど、本当の奇跡はこの政府の下でこれだけのダメージで済んでることじゃないかってこれもまた言われ尽くしてることではありますが、改めて思います。現場で頑張ってくれている医療関係者のみなさん、水際で頑張ってくれている保健所の職員のみなさん、本当にありがとうございます。日本政府はこんなんですが、新型コロナウイルスの影響が「軽微」でとどまっているのはみなさんのおかげです。


ちなみにドイツでは9月下旬の1日新規感染者が2,000人弱だったのが、12月上旬には20,000人を超えたそうです。メルケル首相が感情的になってましたね。日本は今だいたい2,500人ぐらいなので、油断してドイツと同じ轍を踏むと2月には10倍の感染者になるってことです。経済を回すのはとても重要だけど、どの辺が落とし所なのかはとても悩ましい。本当はそういうのを明確に示していって欲しいんですけどね。こんなことやってりゃそりゃ支持率も下がるわ。



政党支持率



取り立てて大きな動きはありませんでした。敢えていうと日本維新の会の支持率が再び上昇傾向(前月比+0.9)にあることぐらいですが、でもそれ、内閣支持率が下がる中での自民党の支持率上昇幅(前月比+1.4)より小さいんですよね……国内政治における自民党以外の党のプレゼンスがいかに低いかがよくわかります。自民党以外の支持率は誤差。少なくとも立憲民主党はもう少し頑張らないとダメだと思うんですけどねえ。今の倍、支持率10%は欲しいですよね。


そういえば誤差中の誤差といえる「れいわ」と「N国」ですが、今月はどちらも仲良く0.2ポイント。好調時には1.0を超えていた「れいわ」も今はもう見る影もありませんね。実際、存在感もないので仕方ありません。いずれまた、国民を煽れるわかりやすい展開でも訪れれば支持を伸ばすんでしょうが、それでも1%が上限。両党および両党支持者の政策や方針について個別にコメントする気はありませんが、個人的な正直な気持ちで言うと、社会で発散出来ない何かを抱えた人たちを収容する受け皿として存在してくれれば良いんじゃないかなという感じです。収まるところがなくふわふわしてしまっていたり、真の意味で能力のあるポピュリストが出てきて集合してしまうよりは、ま、いいかなと。レベル的にもちょうどいいですしね。


今月はこんなところで。