とにかくケース内の温度を何とかしたい
まず何から手を付けるか?という話ですが、当面の問題は、グラボが高温になることでした。
ケース内の埃は7年放置した割には大したことがなく、吸気・排気が正しく設定できていた証拠かなとは思うのですが、とにかく配線が入り組んでいてエアフローが極端に悪い。80mmのケースファンも付けているけれど、高温のグラボを冷やせるほどではない。グラボのことだけ考えれば、高性能なグラボに載せ替えて100%使わないようにして温度を下げるというやり方もあるけれど、現在のPCケースで運用する限りはいずれまた排熱に苦しむだろうなあ……と思い至り、あんまり定石ではないかも知れないけれど、まずPCケースから更新することにしました。普通やりませんよね。
購入したのは「Fractal Design Define 7」
2週間ほど検討を重ねた結果、最終的に選んだのはFractal Designの最新ミドルタワーモデル「Define 7」でした。色の統一にこだわった美しいビジュアルも選んだ理由の1つではあるけれど、とにかく機能性が高く、「使いやすさ」という点でもデザイン性がすごく高い。機能性の高さに関しては詳しく解説してくれているレポートがあるので参考にしてください。めちゃめちゃ詳しくてすごい参考になりました。ありがとうございます。
これで全てが分かる。Fractal Design「Define 7」徹底解説 – エルミタージュ秋葉原
「Fractal Design Define 7」をレビュー。変幻自在な万能PCケースがリニューアル! : 自作とゲームと趣味の日々
これまでPCケースなんてなんでもいいや、安い方がいいと思って生きてきましたが、レビューだけでこんなに惚れたPCケースはありませんでした。一番の決め手になったのは、
- 配線をマザーボード裏に回すことでエアフローを確保することができる
- 140mmファン搭載可能、水冷式にも対応
- 各パネルの静音性、防塵性の高さ
といったところ。特に1については実際組んでみてからそのスカスカぶりに驚きました。フロントファンからリアファンの間にグラボしかない。すごい。最近のPCケースってみんなこんなんなんですか。
起動ディスクであるSSDはマザーボードの裏面に配置。HDDは電源横。なんとなくストレージは必ずフロントパネルの裏側になければならないと思い込んでいたので、これはかなり衝撃的でした。そうだよね、ケーブルが届きさえすればどこにあっても良いよね。
デフォルトで付いているケースファンもかなり静かなファンで、動作音はほとんどなし。組み立て後に試しに5分ほどゲーム(「龍が如く 極2」画質設定「中」)をプレイしてMSI Afterburnerで計測してみたところ、こんな結果に。
GPUの使用率が100%張り付きなのは仕方がないとして、温度はおおむね62℃までで止まっています。ファンの音は聞こえるかなぐらいで維持。今までプレイ中ずっと爆音で回り続けていたのに比べると雲泥の差です。こんなに効果があるとは思わなかった。。
高い剛性も、外側に何も無い超シンプルな外見もすごく気に入っています。買って良かった。万人に受けるかよくわかりませんが、値段とサイズさえ折り合うならオススメできます。プロダクトとして良いものですよ。
さて、第2弾はどうしようか?
PCケースで思いのほか快適になってしまったのですが、次はどうしよう。グラボのファンがうるさいのなら、グラボのファンを外して水冷化するという案もあるんですが、グラボ向け水冷キットを買うとミドルクラスのグラボが買えてしまうわけでしてね……なかなか悩ましい。一番手っ取り早いのはメモリの増設かな。12GBから24GBへ。高画質ゲームの動作が快適になるとは思わないけれどMinecraftぐらいなら変わるかも。なにより3本で6,600円だからなあ。今のマザボを使い続けるという前提でなら、一番コストパフォーマンスが良さそう。次がグラボ更新かなあ。ちょっと考えます。