「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2020年2月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました。



使用データ

政治意識月例調査 | NHK放送文化研究所




内閣支持率



47→45→44→45


内閣支持率はここ1年半ほどほぼ変動なし。過半数支持されるほどの人気はないけれど、与党支持率の合計は上回っており、国民の総意としては「安倍さんで良いんじゃないの」という空気感がずっと続いているってことでしょうか。これだけマスメディアに叩かれているように見えるのに、これだけ支持率が動かないというのも驚異的です。支持率は叩いているそのマスメディアが発表している数字だし、政府が改竄しているということもないでしょうし。なんでなんでしょうね。


実年齢よりは若く見えるけど安倍さんももう65歳。年金をもらえる年齢になってきているわけで、そろそろ後進に道を譲ったらどうかと思うんですけどねえ。毎月書いてますけど。でもやっぱり東京オリンピックが終わるまではやるつもりなんでしょうね。

東京オリンピックが終わって世間が本格的に不景気になって、そこから任される次の首相は大変だなあ。仮に野党が政権交代を実現させたとしても、火中の栗を拾うことになるんでしょう。そんで不景気で不満が高まって「だから野党はダメなんだよ」みたいなこと言われて、すぐ次の選挙で保守派が盛り返してまた政権交代……とかなったりして。


安倍さんの功績って外交面では大変優秀だったと思ってるんですけど、経済面では最初インパクトがあっただけで後はずっと低空飛行っていう感じするんですよね。日本の構造的な問題を安倍さんの責任に出来るかどうかはさておき、なんかもうちょっとなかったかと。旧民主党はほんとにダメだったけど、もし次の政権交代で不景気を理由に叩かれたらさすがにそれはとばっちりかもなあ。


安倍さんの功罪については、このコラムがわかりやすかったです。「日本が自立するための軍事力強化」などポリシー的に彼を受け入れられない人は少なくないのかも知れませんが、世界の中の日本という立場においては安倍さんのグランドビジョンが世界情勢の推移にピッタリはまったかなあと思います。

安倍晋三の成績表:景気刺激策、対米対中外交、防衛力強化……もしかして史上最高の首相? | グレン・カール | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト



政党支持率



全体的に見て特に大きな変化はありませんでした。合流を協議していた国民民主党と立憲民主党は、結局合意に至らなかったようです。そりゃそうだろうなあ……旧民主党の中から、純粋な革新派の部分を抜き出したのが立憲民主党で、それで実際に支持を伸ばしているわけだから、純粋に正統的な意味では合流する意味合いが薄いですもんね。

「自民党」と「支持政党なし」の割合が大きすぎるせいでその他の政党の数字の推移が見づらくなっていたので、2つと「わからない、無回答」を省いたグラフも用意してみました。




これだと各党の支持率推移がわかりやすいですね。といってもやはり動きはあまりなくて、近年では国民民主党の凋落ぶりが目立つ程度です。その分立憲民主党が頑張っているけれど、イマイチ抜けきれない、日本維新の会は一瞬支持率が上がって突き抜けるか?と見えましたが、その後は下がって結局元通り。公明党と共産党はずっとデッドヒートを繰り返してきましたが、直近1年半ほどは若干公明党が有利で、共産党とれいわを足して公明党ぐらいの感じ。

総じて野党はあまり支持されてるとは言えない、政治に関心のない層の掘り起こしも出来ていなければ、与党から支持率を奪うことも出来てない。野党はPRするのが難しいので、そのあたり同情はするんですが、細かい「不祥事」を国会で一生懸命つついても支持拡大に繋がらないらしいというのはそろそろ学んでも良いかなと思います。。。


何ごとも違いを出す、アピールするってのは難しいですね。


とりあえず今月はこんなところで。