「その仕事は面倒くさいから嫌だ」という概念は今はないなあ

いろいろな文字付きの表情のイラスト(男性)
多分、安い時給で非正規雇用者として働いたからだと思うんですけど、昔サラリーマン時代に感じていた「その作業は面倒くさいから嫌だ」「誰かのミスでやり直しになるとか問題外」「出来れば全てが思惑通り設計通りに進んで欲しい」といった感情はほとんど感じなくなりました。相手の態度がよほど悪かったら別だけど。



時間給で働く思考

これ、フリーランスのように成果報酬で稼ぐ人だったら違うと思うんですよね。報酬額は既に決まっていて、完成に至る手間が少なければ少ないほどいい。納期も決まっているから、手戻りがあった場合は自分ただ1人が困る。だからそういった進行のスムースさに関して神経質になるのはわかるし、そうあるべきだと思うんですけど、時給で収入をもらっている人間はそうではない。

例えば今、エンジニアの仕事で完成間近のプロジェクトに要件漏れが発覚して手戻りということになった場合、僕は粛々とリスケジュールします。自分に重大なミスがあった場合や既にリリース済みの案件なら別ですが、そうでない場合にはただ単に僕のする仕事が増えただけで、特に何も厳しい状況にはならない。追加された作業を淡々とこなしてそれに掛かった時間分、サラリーをもらうだけです。

もちろん作業の中身について楽しいとかやり甲斐があるとかそういうことはあるけれど、そのことと、やりたくないとは別に結び付かない。作業はいずれ終わるし、金に換わるという意味では好きな作業だろうが嫌いな作業だろうが別に何も変わらない。どこかの部署の長が「手戻りになってすみません」と頭を下げてきても、別に何も思わない。損するのは会社であって僕は何一つストレスでもないし、損もしない。


昔はよく怒っていたもんですけどね。今は別に何も。



飲食業を経験したことも大きいかも知れない

例えば掃除や洗いものや片付けが好きで好きでたまらないという人はレアだと思うんです。基本的には接客であったり、調理であったりといったことに楽しみを見出すもんだと思うんですが、かといって掃除や洗いものをやらずに済むかというとそういうわけにはいかない。嫌々やっても終わらないし、嫌な作業だから時給が上がるということもない。淡々と、できればさっさと終わらせて次の作業に行く。



今の僕がなりたいもの

もしかすると、もうちょっと責任を背負った方が給与は高くなるのかも知れません。そりゃそうだ、サイトのパフォーマンスや売上向上にコミットできればより高い報酬を要求する理由にはなります。実際、以前はそう言う働き方をしていたもんですけど、そういう技術もビジネスもわかるスーパーなエンジニアになりたかったし、でも今はそういう気持ちはなくて、自分がすべきことを出来る範囲でやる、ただし全力でやる、そういうスタイルになりました。そこからはみ出ることは極力触らないように気をつける。そんな感じ。

なんでって今このエンジニア職の先に自分の未来を見ていないからなあ。僕の未来は別の道の先に探したいと思っていて、今この道はシンプルに旧い友人を助けながらお金にもなるというだけ。僕以外に彼をビジネス的な意味で助けてあげられる(そしてなるべくリーズナブルな)エンジニアの人がいてくれたら、僕は喜んでその人の下に着くんですけどねえ。誰かそういう人いないですか。京都まで来てくれるような酔狂な人は、いないよなあ。