「永遠」「永久」そして「一生」

「永遠」「永久」そして「一生」。


どれもとても長い時間を示す言葉だしとても強い意味を持つ単語なんですが、若者と話しているとかなりの頻度で会話に出てきます。その使い方がもうなんかすごい社会言語学的な意味で面白くて、スラングってすげえなと思いながら聴いています。


例文としてはこんな感じ。


忙しい日って永久に洗いものしてますよね


この作業終わらないですね……今日一生やってる



「永久ってことはないだろ、ピークタイム乗り切れば洗いものは無くなるよ」とか「今日なのに一生って何だよ」なんて突っ込みが思い浮かぶと思いますが、そういうおっさんやおばさんの突っ込みは無粋ってもんです。意味合いとしてそのままの意味は存在していなくて、単に「ものすごく長い時間」という以上の意味はありません。


昔、映画「Back to the Future」で事態が深刻だという意味で「heavy」を多用する1985年の若者マーティ(当時17歳)に対し、1955年のドク(当時35歳)が「heavy?将来は重力に変化が起きているのか?」なんて混乱するシーンがありましたが、まあ若者のスラングなんてそんなもんですよ。ええ。


個人的には「今日一生やってる」っていう表現が特に頭おかしくて気に入っています。


なんかいいじゃん、その使い方。


今日一生やってる。あらゆる意味で正しくないけど、情感がすごい伝わる感じ。今日一生やってる。一生やってんのかお前www



スラング楽しい。