目標はサブ4!と十分にトレーニングを積んできたつもりでしたが、残念ながら計画通りには進められず目標達成はなりませんでした。自信あっただけにちょっとショックですが、レポートを通じで反省点を洗い出し次のレースに活かしたいと思います。まだまだ行けるはず!
スタート前
5時起床、6時過ぎに家を出てスタート地点の西京極競技場へ。過去3回と同じようにバスで四条大宮、大宮から阪急で西京極の予定でしたが、次のバスまで20分ほどあったので地下鉄に切り替えて烏丸から阪急に。少し歩くけどこっちの方が早いし楽かも。
到着していつも通りわかさスタジアムで着替えと準備。といってもほとんどやることないのよね。早くからストレッチしたところでスタートまで後2時間あるし、体を少しずつ動かしながらゆっくり準備。7時半にバナナを食べ、8時過ぎにパウダーのWINZONEを飲む。8時半にトイレを済ませて整列場所へ。気温は低いけれど快晴で日向は暖かい、ただし風は冷たい、そんな感じの気候。走りやすいんだろうけど差が大きい分難しそう。そんなことを考えながらスタート。
ちなみにこの日携帯していたのは、WINZONEのジェル3本、ブドウ糖タブレット4個、塩分タブレット4個。
スタート~5km:29分49秒(5分58秒/km)
Dブロックのスタートは号砲からおよそ5分後。周りのペースは割と早いけれどスタート直後はどうしても渋滞するので、しばらくは我慢のペース。沿道の声援に応えるとついスピードアップしてしまうのでその当たり自重しつつ、2kmを過ぎてからは5分50秒/kmを目標にして調整。体の重さもさほど無く順調な滑り出し。
5km~10km:29分00秒(5分48秒/km)
桂川沿いからのきぬかけの路。桂川自体はとても走りやすくて5分40秒/kmを切るぐらいのペースで走っていたけれど、9kmから10kmは標高差33メートルの厳しい上りをゆっくり上がったこともあって、ペースは6分9秒/km、5kmのトータルも5分48秒/kmに。まだまだ余裕。10kmを過ぎてジェルを一本補給。飲みやすいけど水分がないと口の中が甘ったるくなってしんどい。給水と一緒に摂取した方がいいかも。
10km~15km:28分37秒(5分43秒/km)
アップダウンを繰り返す区間、上りはゆっくり、下りはペースが上がりすぎないように楽に走りながら5分45秒/km前後をキープ。沿道の声援も大きくてそれに応えながら走るのはすごい楽しい。今年からゼッケンの名前が大きくなって(名前登録している人はその分番号がすごい小さい)、しかも僕はカタカナで「イッペイ」だったので呼びやすかったらしく、妙齢の女性を中心にかなりたくさん声を掛けていただく。僕は過去に見掛けて格好良かったランナーを見習って「掛けていただいた声には全部応える」というのをポリシーにしているのですけど、さすがにこれだけ呼ばれると呼吸がしんどい(笑)
でも応える。本当にありがとうございます。
15km~20km:28分51秒(5分46秒/km)
この区間は19kmの西加茂橋折り返しまではゆるやかな上り。途中の給水所でチョコソフトをゲットしてつまむけど、水分がないとキツかった。ここまでは基本的にアミノバリューだけ取って、普通の水は摂取せず。今まではそれで行けてたからなんだけど、多分これが後々良くなかったんだろうなあ。計画では15kmからペースを5分40秒/kmに上げる予定だったけれど、既に5秒ほど速いペースで来ているので19kmまでは5分45秒/km前後、20kmからほんの少しペースを上げて5分35秒/kmぐらいで。
20km過ぎで2本目のジェルを投入。やっぱり甘い。
20km~25km:28分31秒(5分42秒/km)
若干あった上りでペースを落としているので5kmトータルでは5分40秒を超えているけれど、基本的には緩い下りで5分35秒/kmを維持しながら順調に走る。一気に加速したい自分を抑えながら走っている反面、実は少しでもペースを上げると呼吸がしんどくてペースが上がらない。今考えるとこの時点で既に少しずつ脱水症状になっていたのかも。とにかく足が動かなくて結構苦労している感じ。25km~30km:28分34秒(5分43秒/km)
北山通り折り返しからの加茂川~鴨川沿い。北山通は応援は多いけれど割と声援は少ないので黙々と走る。途中、ダルメシアンが手を出してて握手。可愛かった(笑)ペースはそれでも5分35秒/km前後を維持……していたつもりだけど、北山通り折り返しからの植物園内は日陰でかなり寒くアップダウンもありペースダウン。その上明らかに喉の渇きを感じて水分が足りてない。やってしまった感を感じつつ、第9給水所、第10給水所で慌てて給水。一口飲んで両方太ももに掛け、もうひとつもらって一口のみふくらはぎに掛け……という感じ。
30km過ぎで3本目のジェル。もうトイレに行きたくなる可能性はなさそうだし、カフェイン入りのオレンジ味を投入。相変わらず甘い。給水所の手前500メートルぐらいで投入→水を取って流す、くらいじゃないとキツいわ。
30km~35km:29分24秒(5分53秒/km)
29kmから33kmまでは加茂川~鴨川沿い。本来であれば緩い下りで走りやすいはずなのだけど、道幅が狭いのでどうしてもペースは上げられず、ペースは6分前後まで落ち、さらに32.5km地点で右ふくらはぎにピクッと異変始まる。丸太町通に入った頃には両ふくらはぎと左脚付け根が攣りかけ。34km地点で同居人と両親が応援に来てくれていて、まだここでは諦めていなくて「(もし足が攣らなければ)ギリギリ(サブ4)間に合うかどうか」とコメントしたんだけど、実際にはペースが上がらなくて足が攣らない走り方を模索して走り続けるキツい時間。沿道の応援に応えるのもツラくて道の真ん中を走った時もあったけど、いやそれじゃあレースに出てる意味がないと思い返して34km過ぎからはまた沿道沿いを走る。というか、元気もらわないともう走れない(笑)
35km~40km:33分45秒(6分45秒/km)
京都市役所を折り返して、今出川の長い上りを含む最後の厳しい5km。足が動かず少しの上りもしんどい。沿道の方の冷却スプレーを借りつつ何とか歩かずに最後まで走りきる。歩くのは簡単なんだけど、歩いたら終わらないんで。もう一度走り出すのもしんどいし。走行不能なぐらい痛めるか攣るかしない限り、僕は歩かない。ゆっくりでも良いから走る。坂までは6分/kmぐらい、坂では7分/kmぐらいで走る。ここで軽快に走るための足を残したペース配分だったはずなんだけどなあ……と思いながら、でもそんなことは今考えても仕方が無いので「今自分に出来るベストの走りをしよう」と決めて走る。
40km~ゴール:13分37秒(6分12秒/km)
今出川の長い上り坂を折り返して半分ほど下ったところが40km地点。あと2km強。ようやく攣りそうな足に慣れて来たので少しだけペースを上げ、最後は6分/kmでゴール。今年から始まった京都産米のおにぎり、めっちゃ美味しかった。まとめ
最終タイムはネットで4時間10分8秒。去年の京都マラソンが4時間11分55秒だったから、自己記録を1分47秒更新出来たけれど、いやあ、4時間切れるはずだったんだよなあ。残念。
ペースを見る限り、中盤まで狙い通りのペースを維持出来ていたし、本来であれば35kmで足が止まるようなレース運びではなかったはずなんだけれど、それでも止まってしまったと言うことは、直前のコンディショニングに失敗したか、当日のどこかに問題があったか。多分両方かな。具体的には、
- 1月中旬から2月頭まで2週間ほど風邪で休みを取らざるを得ず、治ってからも体の重さが抜けなかった
- 体の回復を狙って強気の調整をしてみたものの功を奏さず。前日や前々日は体調を考慮してすっぱり休むくらいで良かったかも。
- 当日気温が上がる中で、水分が不足しつつあることに気付いてなかった。慌てて水分を多めに取り始めたのは26km地点だったけれど、15kmぐらいから大目に取っておくべきだったかも
でもサブ4を達成出来なかった一番の要因は、こういったことが全て上手く行ってなんとかサブ4達成出来る程度の走力しかまだないってことですよね。後半型の計画はあったにせよ、結果的にはサブ4ペースである5km28分20秒を1回も切ることなく最後まで行ってしまったのだし、完敗としか言いようがありません。
長い距離を走る足も出来ていなかったし、しんどいときにスピードを支える心肺機能も足りてない。ついでに言えば体重も理想より5kgは重いし、まだまだ改善の余地がたくさんある中での、上手く行かなかったレースと言うことになるかなと思います。これでもハーフだったら多分、なんの問題もなく走り切れて良かったねで終わっただろうし、やっぱりもっと距離を踏まないとダメだなあ。月1くらいで30km走走れるぐらいだととても良いんだけど。
ただマラソンに関して、残念ではあっても悲観的にならない理由は、これから先もずっと趣味にしていけるだろうなと言うのを感じるから。僕より年上で3時間前後で走るランナーもたくさんいて、効果的なトレーニングを積んでいけば少しずつでも走力は上がっていくし、タイムも伸ばしていけそうだと思えるから。また次のレースで頑張りたいと思います。
てか次のレースは、アップダウンが少ないか、あってもシンプルな構成のコースでフルマラソン走りたいなー。それならサブ4達成出来そうな気がする(笑)頑張って遠征費を稼がなければ。「マラソンは課金沼」ってどこかで見掛けたけど、楽しいから仕方ないよね。
ではまた次回!お疲れさまでした!