インプットを増やすために一時的にインプットを絞る
エンジニアとして過ごす時間が最近また長くなってきて、ブランクを埋めるべく少しずつ勉強しているのですけど、日々、効率的なインプットの必要性を感じています。飲食店勤務の日が多く、収入確保のために必然的に労働時間が長くなっていたころにはあんまり感じなかったのですけど、それは要するにインプットする時間もなかったということで ── 当時は、最も忙しい時で月労働時間が最大270時間(法定労働時間換算で残業100時間以上)、平均でも250時間以上(同80時間以上)もあって、毎日帰ってきて寝て朝起きて仕事行くの繰り返しだった ── 今は拘束時間は長いものの労働時間自体は月160時間程度に収まっているので、必要に応じてインプットする時間を取れるようになってきています。
そんな中で自分の過去の情報収集について振り返ってみたのですけど、なんというか、以前エンジニアだった頃のインプットを見返してみると無駄がスゲー多いんですよね。例えばRSSリーダー。今やっているサイト移行の一環で、購読中のフィードを整理してみたんですが、もう更新されていないもの、更新されているけど全く読んでいないもの(溜まってきたら既読処理をしているだけ)、読みたいとは思っているけど時間が採れないもの(つまりそこまで読みたいわけじゃ無いんだろう)、といったものを整理して削除していった結果、1,200件以上あった購読フィード数が200件になりました。数字がデカいのはニコニコ動画の投稿者さんの更新情報を追いかけているからで、実際に購読しているブログや記事に絞れば30件程度にまで減っています。
おかげで毎日帰宅してローカルで動いているRSSリーダーにアクセスしてみても、更新2件とかしかないんですが、ただがっつり減らしてみて思うのは、インプットするかどうか自体を取捨選択しなければならないということです。無限に時間があるなら良いけどそうではないので、本当に読みたいものだけを「読むリスト」に加えていくようにしないと、読むかどうか決めるだけで時間が掛かる。それで余計に肥大化していき、何もインプットできないまま時間が過ぎていく。悪循環ですよね。
効率的にインプットを増やすためには、その前提として、一時的にでもインプットを絞っておかなければいけないのですね。それが出来ない情報収集は、ホテルの朝のビュッフェでまだ食べている途中の皿に料理を追加していくようなものです。行儀が悪いし、そもそも多分食べきれない。今それが(自分的に)極限まで減っている状態なので、これからまたちょっと皿に盛っていこうかということが出来るかなあと思っています。なんかあれですね。筋肉を付ける前に脂肪を落として素地を作ってから付けていく……みたいな話と同じかも知れません。つまり脳筋。脳筋かあ。