口が悪くなるところを改めなあかんまたはアンチエイジング





入院中の父の態度がそれどうなのよ

父の入院・手術の付き添いで3日ほど実家に帰っていたんですよ。手術自体は前日入院、当日も2時間ほどで終わる簡単なものだったんですけど、なんせ胆嚢に結石が出来た上、胆管にも結石が入って鋭い痛みがあるということだったので、本人はかなりしんどかったんじゃないかなと思います。そのせいか、かなり神経質になっているように見えました。もともと気が小さい人なので、不安もあったんだろうなとは思うんですが、それにしても世話してくれている母に対して乱暴な発言をするのはどうなんだろう。罵倒することはないけれど、なんていうかな……態度が威丈高なんですよね。仕事用にガラケーとスマホを2つ持っていて、母に対して「電話取ってくれ」と言って渡された返しが「そっちじゃないに決まってるだろ!」いや、知らんし。どっちの電話を何に使ってるかなんかわからんし。

今回の入院で特にそうなったというわけではなく、ここ5年くらい定期的に体調を崩しているせいで少し神経質になっているのか、ここ何年もずっとそうらしいです。僕がいる場面ではありませんでしたが、看護師さんや病院スタッフにもそうすることがあるとか。性分としての我が儘なところが、歳を取り、自分が弱い立場になったことで抑えられなくなった、抑えなくても良いと思うようになった……という印象でした。そうか、歳か。誰でもそうなるわけではないから、個人の性分が占めるところが大きいのですけど。ていうか仕事どれだけ詰まってるか知らんけど、手術当日くらい電話切っとけよ。



自分はその息子なのだと

僕と父は顔も性格もほとんど似ていませんが、それでもそういう横柄な態度を見るとなんとなく自分にもあるなあと思います。父に比べれば僕の方がまだ偉そうにする要素は少ないとは思うんですけど、同居人に対しては若干そういうところがある。特に疲れているとき。それは裏を返せば、甘えているということでもあるんでしょうけど、仮にそうだったとしてもそれに「はいはい」って付き合える人なんか限られてるわけで、甘えんなってことでもあります。

今はこれ、身内に対してだけで抑えられているかも知れないですが、自覚無く歳を取っていったらきっと父みたいになるんでしょうね。父に限らず、そういう感じの方は一定数いるので……前住んでいたマンションの近所にも、半径1kmくらいを毎日歩き回って、些細な交通ルール違反(横断歩道の自転車横断帯を歩行者が歩くとか)を声高に注意して回るおっさんとかも、まあ同じような系統でしょう。隣のお寺の和尚さんが地域の顔として朝夕小学生を送り迎えしてたのとは大違い。でも僕も今のままいったら交通ルールおじさんになっちゃうよなあ。



矯正するのではないアプローチ

無意識の部分が多いので、どうやったら改められるのかわからないけど、自覚はした方が良いなあと静岡で寿司を食ってサウナに入りながら考えてました。気を遣うとか、我慢するとかそういう方向性ではなくてさ、心の持ちようでそういう方向にメンタルが向かないように出来るんじゃないかなというアプローチ。

「今やりたい」「今やらなくちゃ」と思うメンタリティを、「まあ遅れても良いじゃん」「なんなら出来なくてもすんませんって言えば良い」くらいの、緩いメンタリティになれれば出来るのかも知れないけど、なかなか難しいなあ。疲れる前に休む、くらいかなあ。出来ることとして。そう思って最近早く寝る日を作ってるんだけどなあ。試行錯誤中。ある意味で、アンチエイジングとも言えなくもない。個人的には。