大学生「もう4回生なのに」ぼく「せやな」

大学生の頃を思い出すと、大学1回生と4回生とでは社会との距離も違うし見え方や考え方、知識なども全然違って、4回生はオトナだなあという感じがありました。実際今一緒に働いてみても、大学1回生と4回生とでは全然違うし、2回生と比べても随分とオトナだなあという印象はあります。自分のことだけ考えていた1回生から、周りのことを考えて動けるようになってくるので。


ただ同時に、周りの大人にとっては3歳の年の差なんか誤差だというのも事実です。1回生に比べて大人になったとは言え、それでもまだまだ社会人未満であって自分の窓から社会を眺めているだけに過ぎず、お小遣いを稼ぐためだと割りきれない「義務としての労働」に従事する面倒くささもまだ知らないという点で、手放しに大人だとも言い切れない感じ。僕らにとっては22歳年下も19歳年下も大して変わらないし、当然接し方も変わらないんですけど、4回生としては感じる部分がなくもないみたいで。

特に不満というわけではないけれど、しみじみ「俺ももう4回生になったんですけどねえ」という彼に対して、そういうことを全部わかった上で「せやなー」と返すぼく。別にその彼のことを下に見てるとか子供扱いしてるとかそういうことでなしに、大学生ってそういう感じだよなーというしみじみ感。そういう彼だってあと7ヶ月もすれば上京して社会人として働き始めるわけで、そういう意味では今が一番楽しいよね。いいなあ。こんなところでバイトしてる場合じゃないぜと思いつつ、バイトしないと遊ぶ金もないという葛藤もまだまだ大学生っぽい。


4回生が卒業していくのは毎年のことだし、僕にとってはまだ4回しかないけど、まあ毎年ちょっと感傷的になったりはするわけです。まだ夏は始まったばっかりなんですけどねえ。まだまだ暑いしなあ。夏に楽しい想い出がたくさんある分、感傷的になるのかもなー