ちょっと仲間内で話題になってた流れで調べてみたら、最低賃金は今年度も大幅引き上げで、ついに856円を超えるようです。
京都府最低賃金は、2年連続の大幅引上げで、時間額856円に – 京都労働局
856円て……大学生の頃、大学のすぐ側のカフェでバイトしてたときの時給が650円でしたよ。ローソンの深夜バイトでも800円だったかな。まあ大昔の話なんですけど、それにしても10年前(2007年)でさえ最低賃金700円だったので、大幅な値上げ。
自分が今いる店は「居酒屋でキツいけどその分時給は良いよ、タダで賄いも付くし」というのが求人の売りだったのですけど、最低賃金が860円とかになっちゃうと、今まで高いって言ってた時給が全然高く見えなくなってしまって大変そう。他人事ですけれども。最近見る居酒屋バイトだと1,000円超えるのが普通になってて、東京とか大阪とかの水準に少しは近付いたかなあという感じ。3年くらい前に東京行ったとき、ファーストフードの昼間のバイトが普通に1,000円超えてて衝撃でしたからね。東京の人にとっては普通なんでしょうけど。
ちなみに時給が100円変わると収入はどれくらい変わるのか
もちろんどれくらい働いているかにもよるのですが。週5日、1日7時間の場合
月労働時間はおよそ150時間ほど。時給100円に付き、月の収入は額面で15,000円変わります。年間だと18万円。税金の上昇分を加味しても、15万は変わるんじゃないかな。週3日、1日5時間の場合
月労働時間はおよそ80時間ほど。時給100円で月の収入は8,000円、年間で10万円。税金を加味しても8万くらいは変わりますね。ただ大学生始めそれくらい働く場合、扶養の上限である「年間103万円」を意識していることが多いと思うので、収入が増えると言うことは必然的にバイトに入れる時間が減るということを意味します。最低賃金が上がると、経営者的には、人件費が上昇するだけでなく、熟練したバイトの労働時間が減ってしまうというリスクもあるわけです。わーお。たいへんだなー(棒)
ぶっちゃけ、収益性の低い事業ではなかなかバイトさえ雇いづらい社会になりつつありますね。もちろん、非正規雇用が増えている世の中で、自分自身その立場であることを考えると歓迎すべきことではあるんですけれど……ね。色んなことが変わっていきますね。