思うところあって、タイ料理とインド料理の本を何冊か買ってみました。
一応、レビューその他を読んで検討してセレクトした珠玉の3冊なので、どれも期待に違わず面白い。
面白いレシピ本とはなんだ?というとそれはつまり、自分が知らなかった手法やコツでの料理を教えてくれたり、自分では作れないと思っていたものの作り方を教えてくれたり、今までと違う作り方を教えてくれたり、さらにその違いが何から生まれてるかを教えてくれたり。掲載されている料理をただ眺めているだけで、ワクワクしてきます。
実際これを見ながらいくつか作ってみましたが、いつもと違う作り方でいつもと違う味が出来て、すごい楽しかった!しかも美味しい!
料理ってほんとに奥が深いですね。
料理してると、美味しいものってどんだけあるんだよ、って思ってしまいます。
人間の、美味しいものを追究する欲求ってすごい。
ところでなんで急に本を買ったのさ?
いつもと全く違う工程で、違うスパイスで、 カレーを作ってみた。 | つきももブログ – 楽天ブログ
同居人が突然スパイス料理の本を3冊も買ってきた。
僕が作る「インド料理」って、基本的にはラトナカフェのスパイス教室で1年半学んだ南インド料理をベースにしています。それは同居人も同じで、お互いに外で食べた料理を取り込んで少しずつ変えてはいるものの、大筋ではそこの枠から出ていない。でも、一般的に「インド料理」と言われるものを食べてみると、その枠に収まらないものもたくさんあって、他にもっといろんなアプローチがあるんじゃないかと思っていたんです。良いものに出会えるかどうかは解らないけれど、もっと色んなアプローチを知るべきなんじゃないかと。
そういう意味でこの3冊は、「インド人料理研究家がまとめたインディアン・ベジタリアンのためのインド料理」「日本人料理研究家がまとめた南インド料理」「大手料理学校の教授が編纂した、プロのためのアジア料理」というそれぞれ違う特徴を持ち、ある本では現地でのスパイスや材料の使い方が、ある本ではそれを実際の調理に落とし込んだときに必要な技術が、それぞれ学ぶことが出来ます。
レシピ本を1冊味わい尽くすのは意外なほど難しくて、実際に今の僕のレパートリーを支えているのは、お気に入りのレシピ本3冊くらいだったりするのですけど、今回買った3冊は我が家で長く愛される3冊になるんじゃないかなと今から思っています。ていうかね、早速材料とかスパイスとか追加購入してるからね。今でさえ十分すぎるくらいある我が家のスパイスが、少なくとも1.5倍くらいにはなると思います。美味しいから、仕方ないよね。
美味しくなるものを作ってる瞬間て、たまらなく幸せです。