選挙が終わって感想とか

案の定、自民党の圧勝でしたが、数字を見る限りでは自民党は若干の減(293→290)、民主党が11議席の増(62→73)、共産党が13増(8→21)で、野党も予想以上に頑張った感。自民党に目立った失策が無かった一方で、野党にも特に落ち度は無く、同時に自民党が見せられなかった「将来の夢」を同様に野党も見せられなくて、分裂したり揉めたりしてちりぢりになった「第三極」の議席を野党で分け合ったという感じ。

主に左側の人に多い、かなり感情的な「反安倍」「反自民」の人たちの「日本に失望した」的なコメントを見ましたが、現状の日本で何をそこまで期待してるのか良く理解出来ません。僕は十分頑張ったと思うんですけどねえ。これで民主党倍増とか共産党100議席獲得とかになったら、それこそ日本人はアホじゃないのって話ですし。そんなことより、共産党は小選挙区で1議席しか獲得できなかったけれど、比例で20議席獲得したということのが興味深いかな?候補者としては選択したくないけど「非自民」の受け皿としては比例で共産党みたいなのは、やっぱみんな考えることなんだなあと思いました。共産党以外は、自民党と五十歩百歩ですもんね。

ともあれ、この選挙は良くも悪くも安倍内閣と自民党政権の「追認」選挙だったわけで、発足時とほぼ同じ議席数を自民党及び連立与党が確保したという意味では、民意は「問題なし」ということだったんだろうなと思います。ただ「第三極」の議席を分け合ったという意味では、この2年弱での自民党の活動が大きく評価されたというよりかは引き続き我慢して注視してるという方が当たっている気がしますし、続く4年間(または参院選までの2年間)に、今度こそ具体的な成果に結びつけて欲しいなと願っています。経済的な意味で。

ちなみに改憲どうこうって話、朝から結構見掛けましたが、実際問題無理じゃねーとは思います。僕自身は「憲法は変えられない」という考え方はナンセンスだと思う立場で、時代に合わせて憲法もアップデートしていくべきだと思っているのですが、現在の空気感だとその対象が九条で無くても「とにかくダメ」みたいなノリなんで、まあ国民投票を通過できるとは思えないよね、と思います。3分の2以上獲得とかそう言うのとは無関係に。そのあたりは政党間できちんと意見の違いを出して話合ったのち、各政党支持者にそれぞれ丁寧に説明し理解を得、必要があれば修正していくというながーーーーい工程を踏んでいくことになるんだと思うんですけどね。


ぼんやり、こんな感じ。