うひょー。(是非はわからんけど)サプライズ!
材料はもちろんこれ。
東京マーケット・サマリー(31日) | 外国為替 | Reuters
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の 110円後半だった。日銀が金融政策決定会合で追加緩和を決定したと伝わると、109 円前半から一気に111円台まで上昇した。111円台は2008年1月2日以来で、約 6年10カ月ぶりの高値となる。
そうなんだ……これアメリカに怒られたりしないんかな。てかあれかな……アメリカ経済が好調であることを織り込んだ上での追加緩和ってことかな。追加緩和の背景については、THE PAGEの解説記事が平易でわかりやすかったです。
日銀が追加緩和のサプライズ ── なぜ今? その背景は? | THE PAGE(ザ・ページ)
量的緩和を実施して以降、インフレ期待は為替市場に影響を及ぼし、円安が進んできました。円安の進行によって輸入物価が上昇し、国内の物価も徐々に上がってきました。しかし、物価の上昇に賃金が追い付かなかったことや、国内の設備投資があまり回復していないことから、消費は思ったほど伸びておらず、日銀が設定していた2年で2%という物価目標は実現が難しくなってきました。
同じ日の午前、9月の消費者物価指数が発表となりましたが、代表的な指数である「生鮮食料品を除く総合(コア指数)」は前年同月比3.0%の上昇にとどまりました。7月が3.3%、8月が3.1%ですから、伸び率が着実に低下していることがわかります。日銀では消費税による物価上昇を2%程度と見ているので、消費税の影響を除いた物価上昇率は 1.0%ということになります。このままでは1%を切る可能性も高く、物価目標の達成はかなり難しい情勢といえるでしょう。
今回の追加緩和はこうした状況を考慮して決定されたと考えられます。これまで、1年あたり60兆~70兆円のペースで増やすとしていたマネタリーベース(日銀が金融機関に供給するマネーの総額)を約80兆円まで拡大します。また、上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(REIT)の保有残高も3倍に増やします。市場にさらに大量の資金を供給するわけです。
つまり、消費者物価を上げるためってことね。
「消費税による物価上昇を2%程度と見ている」って表現もなんかやな感じ(消費税増税を行う理由に物価上昇もあるってことだし)だけど、そかー。なかなかインフレ誘導って難しいのね。慎重にやってるからってこともあるのかも知れないけど、勢いが付いたら止められなくなるような単純な話じゃないんだなーと言うのを実感。「アレでデフレ脱出決定みたいな感じだったんじゃん」「ハイパーインフレになって日本経済が崩壊するとかどこのパラレルワールドよ」と思わなくも無いけど、まあ経済が生きものである以上、過去の経験を分析し予測した上での場当たり的対応しかしようがないし、仕方ないね。むしろ、状況を見て素早く決定出来る組織を評価した方がいいのかもなー
ともあれ、個人的にはもう海外のネタT買えなくなるなーという感じ。1ドル80円の頃は、1枚1,500円、セールで500円とかで買えてたんだよなー。それも仕方ないけど。
ちなみにこの追加緩和で、日経平均株価は7年ぶりの高値に。
日経平均7年ぶり高値、日銀追加緩和で今年最大の上げ幅 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters
[東京 31日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は大幅続伸し、年初来高値を更新。2007年11月以来、約7年ぶりの高値水準となった。日銀が後場の時間帯に、マネタリーベースを年間で約80兆円増加するペースで資産買い入れを行う追加緩和を決定。市場ではポジティブ・サプライズとして受け止められ、急速に株高・円安が進んだ。
日経平均は前日比で755円高と今年最大の上げ幅を記録。東証1部の売買代金は4兆1982億円と今年最高となった。
株価が上がるのは喜ばしいけど、でも追加緩和という材料でこんなに上がるのってちょっとバブルじゃ無いの?と思ったりもしたり。その恩恵を受けて業績を伸ばす企業って限られてると思うし……気のせいかな。まあ落ち込むよりは全然良いんだけどさ。年末に向けてどうなりますか。