さすがにここまでの急激な円安は……歓迎しづらいです。
17日のニューヨーク外国為替市場は、FRB=連邦準備制度理事会の金融政策を決める会合の結果を受けて、アメリカの景気の先行きへの期待感からドルを買って円を売る動きが強まり、円相場はおよそ6年ぶりに1ドル=108円台に値下がりしました。
17日のニューヨーク外国為替市場は、この日、FRBがゼロ金利政策について「相当な期間続ける」とする方針を改めて示したことを受けて、FRBは景気を下支えするために金融緩和をしばらく継続させるとの見方から、アメリカの景気の先行きへの期待感が広がりました。
このため、ドルを買って円を売る動きが強まり、円相場はおよそ6年ぶりに1ドル=108円台に値下がりしました。
簡単に言うと「今後もしばらくアメリカの景気が良さそうなのでドルが買われた」ということなんですが……それでここまで円安が進みますか。「1ドル100円台に戻るなんて夢」なんて言われてたのが遠い過去のように思えます。ほんの2年くらい前なんですけどね。
日経平均も上がっているところを見ると市場としては円安を好感している感じっぽいですが、昔に比べれば日本は輸出偏重ではありませんし、電力確保のための石油・天然ガスという大きな輸入があるので、円安と言っても手放しでは喜べない感。アメリカの好景気の恩恵を受けることはあるかも知れませんが……
どうなってしまうんでしょう。