枝豆は生では食べられない

枝豆のイラスト(野菜)
昨日、お腹空かせた女の子が「枝豆って生で食べられるんですかね……」と言っていてそのときはよく解らなくて答えられなかったのだけど、調べてみたら生の枝豆……というか、生の大豆には有毒成分があるみたい。あ、たまに知らない人がいるけれど、枝豆って未成熟な大豆です。



枝豆という植物が大豆と別に存在する訳ではなく、大豆とは収穫時期が異なるだけで、植物としては同一である。ただし、普通に大豆として成熟させて収穫するのに適した品種、枝豆として未成熟時に収穫するのに適した品種は別個に存在し、枝豆向きの品種を成熟させてのち収穫する例は無い(種子を得る場合を除く)。

枝豆 – Wikipedia


有毒成分は、サポニン、レクチンなど。

大豆にはサポニン等水溶性の低分子化合物やタンパク質性のプロテアーゼ・インヒビターやアミラーゼ・インヒビターやレクチンなどの有毒成分が含まれており、これらの加工には有毒成分の除去や解毒の意味もある。

ダイズ – Wikipedia


サポニンの毒性はこんな感じ。


サポニンはヒトの食物中で必要な高比重リポタンパクつまりコレステロールの吸収を阻害する。こうした生理活性を持つ物質の常で作用の強いものにはしばしば経口毒性があり、蕁麻疹や多型浸出性紅斑を起こす。

サポニン – Wikipedia


レクチンの方は、「白インゲン豆」問題ってありましたねそう言えば。


2006年、レクチンの一種であるファセオリンがTBSの番組内で「ダイエット効果がある」と紹介され、加熱不十分の白いんげん豆を摂取した視聴者の間で下痢や嘔吐などの症状が多発したが、これは同じくレクチンの一種で豆類に含まれるフィトヘマグルチニン (phytohaemagglutinin, PHA) の作用である可能性が高いとされている。

レクチン – Wikipedia


食べても死ぬ事は無いとは思いますが、確実に健康には良く無さそうなので生では食べないようにしましょう。どんなにお腹空いていても(苦笑)


危なく「そら豆は生で食べるし枝豆も……」なんて言ってしまうところでした。危ない。