前回の記事を書いたのが4/4なので、ちょうど2ヶ月ぶり。忙しくてあんまり為替相場見てなかったというのもあるんですけど、ちらちら見てる限りでは101円後半から102円半ばまでの1円未満の幅を行ったり来たりしていて、あんまりトピックにならなかったというのが更新してなかった理由です。あいや、5/20くらいに一瞬円高に進みましたか、でもその時は忙しくて気付いたら終わってたんですよね……あれ理由何でしたっけ?
ああ、この辺か。
BUZZ-〔外為マーケットアイ〕ドル101円割れ、黒田日銀総裁会見受け | マネーニュース | 外国為替 | Reuters
ドル/円は100.92円付近。
黒田東彦日銀総裁の会見が始まると101.00円を割り込んだ。一時100.80円付近まで下落し、2月4日につけた年初来安値100.75円に迫った。
市場では「黒田総裁が追加緩和を急いでいる雰囲気はない。『異次元緩和は所期の効果を発揮していて予想通り進んでいる』という、強気の発言が繰り返されている」(国内証券)との声が出ていた。
黒田総裁の会見については、
日銀総裁会見こうみる:ドルの年初来安値を割る内容でない=外為どっとコム総研 神田氏 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters
会見内容は、従来からの市場の見方を覆すような内容ではなかった。日銀は、これまで通りの姿勢を堅持するということだろう。
本来なら、相場を取り立てて刺激する内容ではなかったが、会見中にドル/円が101円を割り込んだ。下落要因として決め手になった発言があったというより、全体的なムードとして、リップサービスはないと踏んだ投機筋が円買いを仕掛けたとみている。
今までは、101.20円付近を通る200日移動平均線が攻防の分岐点とされた。101円を割り込んだ今、年初来安値の100.75円が「最後の砦」といえる。ここを突き崩すほどの会見内容ではなかった。
ということで、実際、相場は程なく元に戻ってるので、しばらくこの水準を維持していくことに、日米双方が同意してる&市場関係者も納得してるという感じなのかな。まあ、いつどこからどういう発表があって動くか僕にはさっぱり読めませんけれども。
ユーロ円/ポンド円
こっちも特に大きな値動きは無い……と思いきやユーロは5月に入って一段円高になってたんですね。
関連記事はこの辺かな。
BUZZ-〔外為マーケットアイ〕ユーロ/円下落、ECBが6月理事会での政策措置を準備 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters
ユーロ/円は139.83円付近で推移している。
欧州中央銀行(ECB)が6月の理事会で緩和を強化するとの見方が強まり、ユーロ売り圧力が強まった。ユーロ/円は140円ちょうど付近から一時139.69円まで下落し、3月4日以来、約2カ月ぶりの安値をつけた。
ECBは6月の理事会に向け、全3種類の金利引き下げなどを含む一連の政策措置をオプションとして準備する。5人の関係筋が明らかににした。
関係筋の1人はロイターに対し、6月の利下げは「ほぼ確実だ」と述べた。別の関係筋は「この利下げにより、ECBは主要中央銀行のうち初めてマイナス金利に踏み込むことになる。為替レートにも影響があるだろう」と話した。
え、マイナス金利?意味あるの?と思ったけどそれでも国債は売れるのね。
東京新聞:独新規国債初のマイナス金利 損して「安全」買う:経済:経済Q&A(TOKYO Web)
Q 投資家は、なぜ損をするのにドイツ国債を買ったのか?
A 欧州の債務危機が深刻化し、投資家は確実にお金が返ってくる「安全資産」のドイツ国債に大量の資金を集中させている。欧州の銀行に預金しても破綻する不安があるため、マイナス金利で損をしても、安全性が高く、売買して現金化もしやすいドイツの短期国債にひとまず資金を避難させたわけだ。欧州危機が続けば、今後もマイナス金利が発生する可能性は高い。
これ、2012年1月の記事なんで、それから2年半、ついに中央銀行までマイナス金利になったと。へー。
さてはてどうなることやら……
ちなみにポンドの方は上下こそあるものの、基本的には「170円前後」で安定していて、値動き自体は大きくない。相変わらずユーロとは全然シンクロしてない感じなのが不思議なんだけど、それだけ「ユーロ圏かどうか」っていうのは大きいんだろうなあ。金融政策も違ってくるわけだし。
とりあえず、今日の報告は以上です。
また動きがありましたらお伝えします。
(しばらく無さそうだけど)