その辺はずっと昔(2年前と3年前)に書いたエントリに書いてて、
「RSSリーダーなんて今日日はやらねえんだよ」
というお言葉はもっともでありまして、「最近のWeb通のトレンドはこれ、paper.li それにreddit組み合わせ、これ最強」 ということかも知れませんけれども、まぁでもぶっちゃけ自分が継続してチェックしたいサイトがあった場合にそれを漏らさずチェックするのは、TwitterやTumblrではまぁ無理なわけでして(どんどん流れて行っちゃうからね)、結局んところRSSリーダーは必要だなぁと個人的にはまだ思っているわけです。代替手段はまだ出てないなぁと。
まぁともかくごく個人的な話として今でもRSSリーダーは便利に使っているので、たまにはきちんと整理しないとダメだねってことと、もうちょっと良いRSSリーダーありそうってことと、「RSSリーダーはもう時代遅れ」といわれて久しいけどともかくRSS(広義の意味で。仕様が定められたXMLで記述された要約のことね)が無くなることはどうやら無さそうなのでまぁRSSリーダー使いがこの世で僕だけだとしても他に便利なものが出るまではこのままで良いか[*1]ってこととで、全然まとまらないけどとりあえず。そんな感じ。
いかに技術が進んでも、特定のサイトの更新情報を逃さず捕まえるという用途だとなかなか上手いこと情報を拾う手段がないのですね。Twitterで更新情報流してるって言っても24時間見てるわけじゃなければ、過去のツイートを全部拾ってチェックしてるわけでもないし。適度にアーカイブしていってくれるRSSリーダーはまだまだ有用なんですよね。
なんてこと思ってたら伊藤直也さんが似たようなことを言ってました。
「Google Readerが終わっても、RSSは終わらない」――伊藤直也さんに聞く (1/2) – ITmedia ニュース
「ソーシャルメディアがあればRSSリーダーはいらない」は、「Yahoo!ニュースがあれば新聞社はいらない」という言い方に似ていると、伊藤さんは指摘する。新聞社がなくなれば、Yahoo!ニュースに配信されているニュースそのものが減り、Yahoo!ニュースが成り立たなくなるように、RSSリーダーがなければ、ソーシャルメディアに投稿する人が情報を得る手段がなくなり、ソーシャルメディアでの情報流通自体が困難になる――というわけだ。
RSSリーダーが不要になるのは、ブログなどの更新情報をいち早く取得できる、より効率的な手段が現れた時だろう。「代替手段が出てこない限り、RSSリーダーもなくなることはない」
そうなんですよ。最初に「RSS大好き」って書いたんですけど、別にね、他に便利な手段があるのならそれに移行しても構わないとは思ってるんです。必要なことは特定のサイトの更新情報を取得してアーカイブし未読管理できるシステム。サイトによっては「注目されているものだけ」「オススメのものだけ」でも良いサイトもあるけれど、全部読みたいというオプションもあってくれないと困る。
RSSリーダーを使う前はどうしてたかって言うとですね、サイト更新チェックツールってのを使ってました。「WWWC」とか「WWWD」とか使っていましたが、なんというか動作が不安定というか、必ずしも更新を拾えるわけではないというか、「更新された」ということだけがわかって「何が更新されたのか」はわからないというか。今思えばそんなの使ってられないのですが(といいつつ、はてなアンテナで更新チェックしているサイトも5つくらいはあります)。
RSSの良いところは、サイト側の方で取得して欲しい情報をアレンジして用意できることにもあります。特定のカテゴリだけとか、障害情報だけとか、そういう用途に合わせてデータを用意できる。読む方は読む方でそれを選択して購読することが出来る。書く方、読む方、両方にとってメリットがあると思うんですが……なかなかね。流行らないよね。他の方法で何とか出来るエンジニアはともかくとして、ごく一般の人たちというのはサイトの更新情報をどうやって取得しているのかしらと思うのだけど、やっぱり今でもブックマークをベースに巡回しているということなのかな。あとはニュースサイトとかポータルサイトから拾うような。だからこそメルマガが流行ったりするのだろうなあ。
自分では「代替手段」が全く思いつかないのですけど、何か良い方法ないのかな。そろそろもっとなんか洗練された便利な手段が出てきても良いんじゃないかと思うのですけど、そんなこと言いながらいまだに「メール」だって使われてるしなあ。メルマガが再登場する始末だし。なかなかそう言うのって変わらないのかもね。