「大きな値動きはないなー、少し円高に戻す分には別になー」と一応見てはいたんですけど、まさかびょーんと来てるとは。全然気付いてませんでした。正直、ドル円の1円ごとに記事を書く必要なんかまるで無いんですけど、でもそれは必要がまるでないと言うよりも、必要ないだろうと感じてしまうほど短期間に起きていることだ!というね。繰り返しますけど、4ヶ月前には1ドル80円だったんですよ……どんだけ暴落すんのっていうね。以前韓国のウォンが財政的な事情で暴落したときに「自国通貨が暴落するのってどんな気分なんだろう」って書いたんですけど、まあ気分もクソもありませんな。知らんていうね。しかもそれが明るい材料だ(と言われてる)ならなおさら。そう、通貨の高安が国力や経済の勢いを表しているんだ……そう思っていた時期もありました。今は少し勉強して、そればかりではないと言うことも学びましたけれども。
さて、例によって経済ニュースを拾いますと、こんなこと書いてあった。
ドル/円が10年5月以来の高値、ユーロは独連銀総裁発言受け上昇 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters
11日終盤のニューヨーク外国為替市場では、米財務省のブレイナード財務次官(国際問題担当)が日本の経済成長支援とデフレ脱却に向けた措置に支持を表明すると発言したことを受け、ドル/円は94.42円と、2010年5月以来の高値を更新した。ユーロ/円も上昇した。
BKアセット・マネジメントのマネジング・ディレクター、キャシー・リエン氏は、同財務次官の発言で「米政府が円安を問題視しておらず、米国はG20会合で日本の為替政策について公式に非難しないことが示唆された」と指摘。アナリストの間では、ブレイナード財務次官の発言が円売りをさらに進めても良いとの合図になったとの見方が出ている。
終盤の取引でドル/円は1.8%高の94.35円となっている。
あーアメリカ側からの話でしたか。なるほど。
アメリカもいろいろ担当交代の時期なので改めていろいろ表明するってことなんですかね。
北朝鮮の核実験の影響についてはこんな感じ。
〔外為マーケットアイ〕ドル94.16円付近、安保理緊急会合でも「円売りのイメージない」との声 | 外国為替 | Reuters
ドル/円は94.16円付近。北朝鮮の核実験施設付近で核実験とみられる揺れが観測されると94.37円まで上昇したが、その後は弱含んでいる。「利益確定売りに押されている」(大手信託銀行)という。
国連安全保障理事会の外交筋は、北朝鮮の核実験について安保理が緊急会合を開催するとの見通しを示したが、この大手信託銀関係者は「実際に北朝鮮が何か発射ということになれば円売りだろうが、安保理どうのこうので円が売られるイメージはわかない」と述べた。
なるほどね。今のところは静観といった感じでしょうか。
それにしても従来「壁がある」「突破は無理」と言っていた基準を次々に突破していく為替レートの動きっぷりにちょっと戸惑いますね。勢いってのはこういうもんかとも思いますし、構造を変えることを意図して取り組むと動き方が違うのかもなとも思います。野球の投手の「フォームは下半身から」的な意味で。
……それはそうと、うちの会社大丈夫なんかなあ。円高の時に発注していた買掛金が、円安になってから請求されて……とかアレだけどまあそんなに時差無いから関係ないか。
ユーロ / ポンド
執筆時点でユーロが125円86銭、ポンドが147円17銭。1週間前が「126円26銭」「146円79銭」だったので、ユーロは若干の円高、ポンドは円安。ユーロは最近ユーロ安政策を採ってるらしいので、その辺の相殺的な感じでしょうかね。ようやく資金が動くらしいのでなんとか頑張って欲しいところです。大丈夫だ、船底に穴が空いていても、浸水より速い速度で水を掻き出せば何とかなる!
ポンドは……わからんw