どれくらいメジャーな方法なのか解りませんが、
ドワンゴの戀塚さん(@koizuka)がやっていてなるほど、と思ったので。
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「承前」というのは「前のツイートから続いていますよ」ということ。
例えばこんな感じで使います。
私のおじいさんがくれた初めてのキャンディ。それはヴェルタースオリジナルで私は四歳でした。その味は甘くてクリーミィでこんな素晴らしいキャンディをもらえる私はきっと特別な存在なのだと感じました。
— いず的ななにかさん (@nobodyplace) 11月 3, 2012
(承前)今では私がおじいさん。孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。なぜなら彼もまた特別な存在だからです。
— いず的ななにかさん (@nobodyplace) 11月 3, 2012
ツイートの文字数が140文字に制限されていることから来る長文投稿用のテクニックの1つなのですが、2つのツイートはTwitter的には全く関連のない別々のツイートであり、話題を遡るには読み手が自分で探して「前」を見つけ出さなくてはいけません。どこが視点か解らなくなったり、論理順序が掴みづらかったり、一覧できなかったり何かと問題の多い方法でした。解りやすくするためにはtogetterにまとめるしかない。
でもこれを「自分に対する返信」と言う形で表現すれば、2つのツイートの間に「繋がり」と「順序」を作成することが出来ます。上のツイートを実際に返信形式で記述するとこんな感じ。
@nobodyplace 今では私がおじいさん。孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。なぜなら彼もまた特別な存在だからです。
— いず的ななにかさん (@nobodyplace) 11月 3, 2012
Twitterの機能「このツイートをサイトに埋め込む」でも論理の展開が表現できました。
「このツイートをサイトに埋め込む」で表現できるのは親子関係にあるツイート2つ分だけなので、3つ以上のツイートからなる会話をきちんと表現することが出来ませんが、
@nobodyplace なぜなら彼もまた特別な存在だからです。
— いず的ななにかさん (@nobodyplace) 11月 3, 2012
Twitterのwebサイトや各種クライアントでは一連の流れをきちんと追えます。
これは便利。
戀塚さんは何か情報や考えをまとめておくときに使われてるみたいです。
確かに1ツイートだけでなくツイート群として認識するためにはとてもクールな方法ですね。
複数ツイートにわたる調査メモや思考実験に最適だと思いますです。