旅行中の「暇」について

これ読んで、タイ旅行の反省点を1つ思い出したので。

IT4コマ漫画:これってネット依存症? – ITmedia ニュース

こんにちは、有江です。“ネット漬け生活”をリフレッシュしようとわざわざへき地まで出かけて行ったのに、いざネットにつながらなくなるとなぜか非常にイライラしてしまう――。これは、もしかしたらネット依存症の初期症状かもしれません。



まぁ僕はネットに繋がらなくてイライラすることはありませんが。



旅行中、驚きやショックに感じたことがもの凄くたくさんあったので、都度写真を撮ってInstagramやTwitter、Facebookに投稿していました。幸い電波を捕まえられたので夜はTwitterをチェックできていたし、Instgramの写真も見れていました。それはそれで便利だったし良いのですけど、なんというかなー。撮ってきた写真を見返す段になって何となく思うわけです。こう、ほんのちょっとだけ印象が薄まってる感じというか。説明しづらい。

街角にいて写真を撮るところまでは良いとして、それを投稿しようとしている姿勢がなんかなーちょっと違ったんじゃないかなーという。いや旅行だから観光客で良いんだけど、なんだろう、現地にいてなお片足を日本の自分の部屋に置いているような自分ってあんまり好きじゃないなあ。ホテルの部屋に帰ってきてTwitterを開くというのも今考えるとちょっとあんまり。まーテレビ付けてもタイ語で読みも聞きもわからんから仕方ないというのはあるのだけどさ、いやそれは国内旅行でも同じでなんかこう、せっかく非日常に身を置こうとしているのに、一方で日常に足を残そうとしているのはなんかもったいないって。


まぁだからなーなるべくそういうことは控えるほうが旅が旅として面白くなるなあと思ったのです。あ、食事の写真を撮影してアップするのだけは良いとしたいけど。そういや満足にネットが出来なかったガラケーもって旅行してたときは、否応なく目の前のことで楽しむしかなかったもんなー…和歌山の無人駅で1時間待ちとかさ。あれは死ぬほど暇だったけど今考えるともの凄く楽しかった。

水曜どうでしょうの副音声(どのDVDだったか忘れた)で嬉野さんが言ってたんだけど、ロケにDVDプレイヤーを持ってきて暇を潰そうとした大泉さんに「人間暇だからいろいろ考えるんでしょう?僕は大泉さんに暇になって欲しいんですよ」って。確かに…暇なんて潰そうと思ったらなんぼでも潰せるんだけど、本読んだりゲームしたり、でもそういうのがなくて暇をもてあました結果、なんとかして楽しもうとして色んなことを考えついてやってみるってのはあるよなあ…

バンコクのホテルでの僕はちょっとそういうのが足りなかったかもしんない。深夜にふらっと外に散歩に出る…なんてことは出来ないけれども、それでもなんかなーあったんじゃないかなー。


最近の旅行では特にこういう傾向が強くなってる気がして、ちょっと反省。
旅行なんて一時的に行方不明になるくらいで良いんだよな。
元の生活を意識的に切断しに行くんだからさー。
とかく何でも便利にすれば良いってもんでもないな。うん。