mixiを使わなくなってもユーザーはmixiを気にしている

「ユーザーファースト」掲げるmixi 開発・改善スピードアップへ – ITmedia ニュース

「ユーザーのみなさまのご要望、声にしっかり耳を傾けていく」――ミクシィの笠原健治社長は8月3日、SNS「mixi」で“ユーザーファースト”を実現していくと話した。ユーザーの声をサービスにスピーディに反映する体制を整備。アクティブユーザー減少に歯止めをかけ、ビジネスを加速したい考えだ。

 mixiはスマートフォン対応の遅れなどが響き、月間ログインユーザーは減少傾向が続いている。今年6月は1453万人とピーク時(2011年5月)の1547万人より100万人近く減少。スマートフォンからの利用者は拡大が続きいて788万人となったが、全体の減少を補い切れていない。

 反転攻勢に出るべく同社は、スマートフォン向け「mixi」を軸に、ユーザーファーストを掲げてサービスを改善していく。ユーザーからの機能要望や、ユーザーインタビュー、ログ解析などの仕組みを整備し、ユーザーの声が届きやすくするほか、開発体制も刷新。「つぶやき」「日記」「コミュニティ」など機能ごとに少人数のユニットを組み、要望をスピーディに各機能に反映していく。各ユニットは「仮想カンパニー」として収益も追っていく。



まぁ今さらかーというのが率直な感想ですよねぇ。



僕が指摘するまでもなく、


まるで成長していない…

というのが全盛期から現在のmixiに繋がる時系列で、明後日の方向の機能開発・リリースを5年も6年も続けた結果こうなったってのが現在のmixiであるわけなので、とっくにそういうことに気付いた上で無視してるもんだと思っていたのですが、ここでそう来るかーというね。メスを入れてくれるならそれに越したことはないのですけど。あんまり期待してないって言うか。期待はしてるけど成果がすぐに出てくるとは思ってないというか。



んで、それはそれとして思うのはですね。mixiって今でも案外、話題に上ることないですか?という。10代や20代前半の若者の間ではそんなこと無いでしょうけども、30代以上の人間の中では「mixi最近見てないよね」(「うん」)「誰か日記とか更新してる?」(「この間○○ちゃん書いてたよ。引っ越すんだって」)「前に見たのいつ?」(「2週間くらい前かなー」)的な話題として、たまに出てきます。嫌いになったのなら関心を一切寄せなくなるもんだと思うのですけど(今、SecondLifeやMySpaceの話をしている人が皆無であるように)、意外にそうなってない。不思議。多分良かった頃を知ってるからなんでしょうけど、なんでしょ、今さら元鞘に収まる気はないけど、今でも何となくちらちら見てるような感じ。

だからこう…もし本当に使いやすくなり機能が充実し、前のように人が戻ってくれば、ログインを再開する人は増えるんじゃないかなーと思うのですよね。本当の意味で「休止アカウント」の人はたくさんいて、LINEと同等のメッセージシステムを備えたmixiアプリがあれば使うわーとかなるかも知れないし、ブログが使いやすくなって「無料会員の日記には広告を割り込ませます」とかにならなければ、はてなダイアリーとかアメブロとか楽天ブログとかはてなダイアリーとか、あとはてなダイアリーとかから移動してくる人もいるかも知れないし、案外地力はあるんじゃないかと。なんだかんだ言って「友達のアカウントが残ってる」というのは大きな力を持ってるからなあ。



まぁそうなると良いですよねというお話。

頑張って欲しいです。