【読書感想文】 井上 純一 / 中国嫁日記 二
ブログで絶賛連載中の中国嫁日記の第2巻。
中国嫁日記
ブログ書籍化って何年か前にすっごい流行ったことがあって、ブログが面白かったから何冊買ってみたのだけど、買う本買う本ブログを印刷して製本しましたって言う本ばかりで、しかも「本出すのでブログは閉鎖します」「本に掲載した記事は削除しましたので本買ってください」という輩が続出、結果もう本当に嫌になったのでその手の書籍に手を出すのは止めたのですが……でも2巻買ってる。なんでかっていうと、中国嫁日記は違ったからです。ブログの書籍化じゃないっす。これもう完全に新刊。
第一巻の時もすべての4コマにコメントが付いていたり、書き下ろしの補足説明がたくさんあったりして、凄く楽しめたのですけど、今回もやっぱりたくさん書き下ろしがあって楽しいです。なんせ全体の1/3くらいを、書き下ろしのプロポーズエピソードが占めてますからねぇ。この辺は、「この値段で売るならここまでやらないとダメだろう!」という井上さんの情熱なのかなと。こういう「気」が入ってる一冊を手に取るともうなんか、感動します。GJ。
肝心の内容の方も笑いあり涙ありで本当に面白いです。月さんのご両親との旅行もしんどくも楽しい凄いいい話だし。事前の話で「泣いた」って言う感想があったので、ああ、震災の頃の話かなぁ、井上さんめっちゃ慌ててたもんなぁと思っていました。確かにそこもグッときて、最後の「でも皆が出来ると思たら必ず出来マス」は前向きで言い言葉だなぁと思ったのですけど、でも本当にグッときたのは、長編描き下ろしの後ろから3P目。や、なんか全然予想してなかったので、ページ開いて、「おおおお…」と。よっぽど嬉しかったんだろうなぁ。素敵だ。くそ、イケメンめ。爆発しろ。末永く爆発しろ。
そして全部読み終わって、月さんの後書きを読んで、カバーをめくると。
うーむ。
結婚、本当におめでとうございます!
(3年目だけど)