京都市長選(2012年)の年代別得票率

これの続き。

京都市長に門川氏再選 | mutter

結局、京都新聞は出口調査の結果を公表してくれませんでした(少なくともWeb上では)が、朝日新聞と毎日新聞がそれぞれ出口調査の結果を掲載しているので紹介します。それぞれサンプル数が1,972人、751人と少なく、統計データとして信頼に足るものでは無いことはあらかじめ了承の上読んでください。

朝日新聞

asahi.com:府市協調で「全力投球」-マイタウン京都

朝日新聞社は京都市長選投票日の5日、市内45カ所の投票所前で出口調査を実施し、有権者1972人から有効回答を得た。

 年代別に投票先をみると、20~40代と60代は門川大作氏と中村和雄氏でほぼ二分。50代は中村氏に投票した人が門川氏よりやや多く、70歳以上の6割は門川氏に投票していた。


毎日新聞

選挙:京都市長選 毎日新聞出口アンケ 無党派支持、中村氏に軍配 自公支持層の大半、門川氏に /京都 – 毎日jp(毎日新聞)

毎日新聞京都支局は5日、京都市長選の投票を終えた有権者を対象に出口アンケートを実施した。支持政党別では現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明、みんな、社民府連推薦=が自民、公明の両党支持層の大半から得票した一方、中村和雄氏(57)=共産推薦=は民主支持層の4割強に食い込んだ。注目された無党派層の取り込みでは、中村氏が門川氏を上回った。

 調査は全11区の投票所で行い、門川氏と中村氏のいずれに投票したかを回答した751人の動向を分析した(小数点以下、切り捨て)。

 支持している政党は、自民19%▽民主15%▽共産12%▽公明4%▽みんな2%▽社民1%の順。「支持政党なし」と答えたのは43%だった。

 年代別では、門川氏は50代の52%と70代以上の60%から得票したのに対し、中村氏は20代の60%、30代の57%、60代の53%に選ばれ、中高年層に強い門川氏と若者層に強い中村氏とに大きく分かれる結果となった。40代は50%ずつと分け合った。





グラフ化して比較してみる

というわけで2つのソースを元にグラフ化して比較してみます。

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双方サンプル数が少ないせいか随分大雑把な数字が出てますね…朝日新聞の数字がそもそも大雑把だというのもあるのですけど、50代で優勢だった候補が朝日は中村候補、毎日は門川候補と分かれてしまっています。毎日は「高齢者が門川候補、若者は中村候補」と結論づけていますが、その毎日のデータでは60代は中村候補です。一致しているのは70代以上が門川候補を支持したということですが…70代以上ってそんなにたくさん人口いましたっけ。

京都市の年代別人口数

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ソースはこちら。

情報統計担当(京都市の統計情報)/人口統計/推計人口

まぁそんなもんですよね。確かに多いけど圧倒するほどでも無い。もちろん投票数で言うと変わってくるのかも知れませんけれども。



まとめ

出口調査のアンケート結果って、あんまり真剣に捉えるもんでもなさそうですね。

一応ここで切ってこのエントリをアップしますけど、このエントリやこのエントリの画像を引っ張って「見ろ!高齢者のせいで門川が当選し京都市は何も変わらない!」とか煽ってる人を見かけたら、「物事を冷静に見れない危ない人フォルダ」に分類しておいた方が良いと思います。一度彼女に浮気されたことがあって以来、女は全員尻軽で嘘ばっかり付く…などという人と同系の人です。ご注意を。