「80円台に近付く」とか書いてるうちに81円台になってました。
外国為替市場の場合、「損益確定」のための投機筋の待機が溜まってる価格帯ってのがあるらしいです。ドル円の場合、急激に円高が進む中で「せめてここまで円安が戻ったら含み損を精算する」というような感じで。「それが80円台近辺にあるので80円台あたりでもみ合いになるはず」的な分析をどこかで見かけたような気がしたのですが、割とあっさり越えてしまっていてそんなんでいいんかという気もします。流れが円安に傾いていると、80円ちょうどに設定していた「撤退ライン」を82円に引き上げるなんていうこともあるんでしょうかね?よく分かりませんけども。
円安になると生活が苦しくなる?
円安と言えば、ひろゆきが「円安になると生活が楽になるなんて嘘。1ドル160円になったら給料は増えないくせに出費ばかりが増えて生活は苦しくなる」なんてことを書いてましたが、なんともひろゆきらしいというか。円安で個人支出は確実に増えて、給料は増えないけど、バラ色らしいです。 : ひろゆき@オープンSNS
指摘するのも恥ずかしいくらい雑な計算なので別にマジレスは良いんですけど、感じとしては「160円くらいを想定して計算しないと説得力のあるエントリが書けなかったんで、極端な想定で書いてみました」ですかねぇ。ドル円が80円から160円になると生活費が倍になる…わけはないし、そもそも。今の日本で「円安」と言った場合に想定している相場はせいぜい110円くらいじゃないの?
「80円で良いとは言ってない」というのもひろゆきのずるいところなんですが、まぁもうちょっとはこの円安傾向で良いんじゃ無いかとは思いますね。例えばドル円相場が80円から100円になったところで生活は楽にはならないとは思いますけども(少なくとも僕の給料は別に上がりませんね)、例えそれが思い込みだとしても、メディアが「円高だ」「不景気だ」と煽らなくなるのは消費心理的な意味でプラスに働くと思います。簡単に言えば、景気悪いの知ってるし確かに儲かっても無いけど、お前らに連呼されるといい加減気が滅入るからちょっと黙ってろ、という感じです。はい。
円急落で対ドル一時81円台、7カ月半ぶり安値=NY外為市場 | マネーニュース | Reuters
日本の輸入業者によるドル買いが支援しており、また80.41円の水準でストップロス注文が集中したという。
一方、シティFXの通貨ストラテジスト、グレッグ・アンダーソン氏は、円安の流れが反転し、78.00─79.00円近辺が円の新たな下値水準になるとの見方を示した。
あ、輸入業者がドルを買ってるということもあるのね。ドルが値上がりしたらたまらんから今のうちにって感じか。あーそれは解る気がするねぇ。なるほどね。