SEOの終わりみたいな話

これ。

最近、「SEOってもう終わるよね」と思っています。昔のブログを見たら、2005年にも同じこといってて恥ずかしかったわけですが、そろそろ本当に終わるんじゃないかと思ったので、もう一度まとめてみます。
 

興味深いエントリではあったのだけど表現にちょっと引っかかるところがあったのでブクマしておいて、
後で何か書こうと思ってたら切込隊長が言いたいと思ってたことを全部簡潔に書いてた。

最後に、SEOが終わる的な話になってますけど、検索エンジンに対する最適化は技術として陳腐化したのでそれ単体で飯が喰えると言うのがなくなった、というだけであって、いまでもプロモーションサイトなどのサイト制作やアドネットワークとの組み合わせで引き続き技術進歩は続いています。検索エンジンの穴を突くスパム的な手法が制限されただけで、その中にあるコンテンツの良し悪しとはまったく関係がありません。
 

うむ。

僕としてはそれで別に何も書くことがなくなっちゃったんだけども、
最近ずっと思ってたことを振り返りながらとりあえず雑感でも書くと、
  • 「SEO」という技術が終わること
と、
  • 「SEO」というビジネスが終わること
とを混同してるのはちょっとどうかなと。

いやけんすうさんが解ってないわけないから、煽り半分なんだろうけどもおかげで誤読多数みたいな。



そもそもはSEOが良いとか悪いとか言う事じゃ無しに、
  • SEO万能説 → いやなんでもかんでもは無理でしょ
というお話でしょう?

SEOは切り札でも何でもなくてただの道具だって今さら気付いた人がいて、
そうか、時間とか金とかを落とすにあたっての優先順位を間違えてたという話ですよね。



僕の商売はオンラインショップの企画・設計・運営なので、
もちろんこういう事は頻繁に考えるのだけど、SEOはしょせん客引き。

客を引っ張ってきてもその客が買いたいと思うものがなければ売り上げは立たない。
また、どんなに良いもの並べてても、客がいなかったら売り上げは立たない。
だからどっちも大事で、どっちかで大儲けできるわけじゃない。
(ごく一部の商売を除いて。京都の老舗お茶菓子屋とか)

そんなのは僕でも知ってる商売の基本のきの始めの子音「k」なんで、
「SEO終わり」とか言ってるのは、やっぱり「両方大事」というのを見失ってて、
結局2つの価値観を右往左往してるって言う点でどっちもどっちだっつー話。

物事はバランスでしょ。
だから無理しない範囲でSEOはやるし、並べる商品のチェックもやるし、
だけど「これやっとけばばっちり出る英単語1500」みたいのは商売にはないよね、っていう単純な話だと思うなぁ。
(正確に言うと、あるけど短期間で回収したら終わり的な話)



ああ、技術者の人は商売と縁遠い人が多いのかもしんないですけどね。