各地で凄い勢いで寄付が集まったり、支援が企画されたり、節電が実施されたりしてるけど、
意識しておきたいことはこれってここ1週間とかそういう話じゃないって事だと思うんだ。
全体的に、超持久戦の様相を呈してきたと。
停電ひとつ取ってみても、これが解消されるのは普通に考えて何ヶ月か先になるはずで、
現在の東京電力の取り組みを批判する余裕があるのなら、
現在に合わせた日常を模索する方がよほど現実的だと思う。
不便でストレスフルなのは解るけれども、
今我慢すれば明日にはどうにかなるという程度の問題じゃないんだ。
首都圏は今後何ヶ月間か、原子力発電所のどれかが復旧するまでは現在の状況が続く。
正直、長丁場だと思うんだ。
事態は、早急に良くなんかならない。
被災者の方は本当に大変だと思うけど、
僕ら被災者じゃない人間もそれを粘り強く意識していく必要があって、
だからこその日常だと思う。何かをしなくてはいけないが、
何も出来ない自分という焦燥は十分に理解できて、僕自身もそう感じているけれど、
現実的な話をしよう。
僕らに出来ることは、今は何もない。それを受け入れよう。
僕らに科された役目は「特効薬」ではなく、今後長く続く状況に対して辛抱強く支えていくことだ。
そういう覚悟が僕らにも求められているんじゃないか。
ごめん、阪神大震災の時にはそこまで解らなかったよ。
新潟中越地震のときも、そこまでは意識できなかった。
正直遅いかも知れないけど、でも今は解るよ。