走っているときの心理変化。


相変わらず走っております。

まぁ基本「無理をしない」というのが第一目標なので、その夜の予定によっては走らないこともありますが、予定が無くて雨が降っていなければ走ることにしています。大体平均で、3日に1回お休みって感じでしょうか。

その時の体調やテンションによってペースを決めることにしていますが、基本的にはLSD(Long-Slow-Distance)なので1km7分から7分半くらいのペース。走る距離はおおよそ8km、時間は50分から1時間程度です。



走っているときに何を考えているかといえば…いや正直に言うと、結構色んなことを考えています。なんせ1時間もあるので、肉体的には随分忙しいですが頭脳としては非常にヒマです。ときおりペース配分や状況判断を行う以外は特にやることがありません。



走り始めて15分くらいまでは、その日の仕事のことや今日はどういうペースで行こうか、体調が良いか悪いか、良ければ10kmコースでも行けるかな、なんていう考えが頭の中をぐるぐる回っています。特に仕事のことはなるべく忘れよう、比喩的に言うと「道ばたに全部捨てていこう」と思ってはいるのですけど、なかなかそう言うわけには行きません。その日議論になったことや、嵌ったままスッキリ解決していないことがあるとなおさらです。


走り始めて20分を過ぎてくると徐々にごちゃごちゃした考えが抜けてきて、頭の中に直接音楽が流れてきます。「今自分は走っていて今日はこんな1日で今のBGMはこの曲」みたいなバックグラウンドがたくさんある音楽の聴き方ではなくて、「この曲が流れている」ただそれだけになってきます。それでその曲をよく聴いてるかというと極めて微妙な感じではありますが、音楽との余計な境界が消えた感じになって随分と心地良いです。


走り始めて40分が過ぎると、だんだん音楽も自然に溶けてきてもう殆ど何も考えなくなります。つぶさに思考を追うと、あれこれと思いついたり気づいたり考えたり感じたりしているんですけど、基本的には全てが頭に浮かぶ端からこぼれ落ちていく状態。「疲れたか?」「まだ行けるか?」という自分とのやり取りが主で、ペースト残り距離のバランスを計りながらただ走る状態。そうなってくるともういつまでも走れるような気がしますし、しんどい感じも抜けてきます。


最後の5分は、仕上げ。やっぱり最後は気持ちよく終わりたいので、少し体力的に余裕があればペースを上げるし、距離的に物足りなければ少し迂回するし、徐々に日常に帰っていく時間。予定の距離を走りきり、クールダウンとしてしばらく歩いて柔軟をやった段階で1時間前に考えていたことの殆どは綺麗さっぱり忘れてしまって、凄くスッキリした気持ちで家に帰る。ストレスってこうやって発散されるんだな、っていう典型的な感じ。



まー正直に言っちゃえば、別に走るのが特別好きで好きでたまらないというわけでもないし、走るのが面倒だとはいつも思っているのだけど、走り終えたあとのすっきり感だけは本当。

ビールも美味いしね。最高です。いやはや。

バスペールエール 355ml×24本バスペールエール 355ml×24本
アサヒビール(株)
売り上げランキング : 673
Amazonで詳しく見る
by G-Tools