店が無くなることに慣れてしまった。


多分思い違いなのだろうけど、昔は、今みたいに簡単に店が無くなったり古くから続いてる店が閉店したり貸店舗のまま店が入らなかったり簡単に駐車場になったり更地のまま何年も放置されたり入居が全くないビルがあったりとか言うことはそんなに無かったんじゃないかという気がする。個人的にはバブルが弾けた1991年以降、一度だって日本の景気が良かったことなんか無くて、ここ20年間ずっと日本は不景気だと感じているのだけど、そのせいなのか、店が無くなってしまうことに少し慣れてしまった。あ、単に歳を取ったと言うだけかも知れないけど。長く生きてれば生きているほど数を目にする的な。

京都・阪急四条河原町店閉店なんかはかなりセンセーショナルなニュースですが、それだけではなくて、街中にはもっと地味な「不景気スポット」ってのが点在していて、僕にとっては阪急の閉店よりかはそう言う方がよっぽど不景気を感じるのですね。

以下、ちょっと京都街中の「不景気スポット」をピックアップしてみます。



六角新京極東入るの幽霊ビル

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ちょうどMovixの裏あたり。
多分大規模なテナントが入る予定で建ててぽしゃったかなんかで入らなかったんでしょうね。
綺麗ででかいビルがまるまる一棟入居者もなく閉鎖されたままです。
道挟んだところのお好み焼き屋にたまに行くんですけど、いつ見ても気持ちが悪い。


御池堺町西入るの鹿田ビル

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もともとは古いお医者さんだったところがビルになったんですが、全くテナント入らないでやんの。
おそらくは、ビルをたくさん持ってるオーナーが別に入らないくても良いからってんで高い家賃を付けててそれで入らないんじゃないかなんつて思いますけど、それにしてもZESTにあった歯医者が2階に移っただけで、全8階建てのビルはうち6階ががらあき。なんだかなぁ。


御池寺町東入る

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角に眼鏡屋がある裏の土地。
一応ビル建設予定になってて、責任者とかも表示されてたのにいっこうに工事進まず。周りからは中がどうなってんのかもわからない。景観的に良くないんだけどなぁ。


御池麩屋町東入る敷島御池ビル跡

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もともとミニストップが入ってたビル。

ミニストップが閉店し、他の店舗も退去して、貼られていた張り紙は「ここは売るつもりはないんでよろしく」的な。次の用途が決まっててすぐにビル立つんだろうと思ってたら、それ以来全く音沙汰無しで更地のまま。どうすんのこれ。


麩屋町二条、丁字屋跡

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丁字屋って言えばそこそこの規模ですよ。
歴史ある建物が取り壊されるってんで最後の何ヶ月かは、写真を撮る人や写生をする人が溢れたもんです。予定ではその跡そこに新社屋だか新店舗だかが建つ予定でしたが…Google Street Viewに補足されるほどの放置っぷり。最近は、いすなんかも投げ入れられて鬱陶しい状態。早く何とかして欲しいよ。


河原町六角下がる、BALの南

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なんだったっけ、ここ。なんか全然印象無い。
ないけど、ずっと閉鎖されてるってのは記憶にあるんだよなぁ。つまりは、記憶に残るほど閉鎖されてるってことなんだけど。



その他、売れなくて駐車場でとりあえずしのいでる土地、多数!

駐車場が足りないのは事実だとしても、それにしてもモラトリアム過ぎ。さんざんバカにしてきた「ココクルビル」だって、グルメビルからの路線変更で一時店舗が埋まったものの、今はまた空きつつあります。「新店舗出店準備中」とか涙を誘うから止めて欲しいです。とっとと家賃下げて入れちゃえよと思うんですけど、そう言うわけにはいかないんでしょうねぇ。


なんだかなぁ。
どうすんの、これ?