レーベルゲートは、Android OSを採用したスマートフォン向け音楽配信サービス「mora touch」(モーラタッチ)を4月1日0時から開始する。同日同時刻より、レコチョクもAndroid携帯向け音楽配信サービスを提供する。
(略)
配信される楽曲データは128kbpsのAACで、ファイル形式はMP4となる。
サービス開始当初に提供される楽曲は約6000曲で、音楽ビデオや約500曲用意される。楽曲の1曲あたり150円~提供され、中心価格帯は1曲300円~420円程度になる見込み。コンテンツの決済は、クレジットカードおよびmoraのミュージッククーポンに対応する。
mora touchの配信元レコード会社は、EMIミュージック・ジャパン、エイベックス・マーケティング、エルディー・アンド・ケイ、クリプトン・フューチャー・メディア、スクウェア・エニックス、ソニー・ミュージックネットワーク、バウンディ、ビクターエンタテインメント、フォーライフミュージックエンターテイメント、、ポニーキャニオン、ヤマハミュージック、ユニバーサルミュージック、ワーナーミュージック・ジャパン。
しかも、128kbpsのAAC。
うん、馬鹿じゃないの?
ビジネス的には「権利問題が」とか「設備投資が」とかいろいろ言い訳はあるだろうけど。
買う方にはそんなの関係ないんだよね。
「着うたフルはそれで成功してますから」(着うたフルの価格帯は210円~420円、高音質の着うたフルプラスが420円~525円)ってことかもしれないけれども、それもまた全然関係ない。ていうかむしろそれ自体間違い。
考えることは「アルバム1枚もいらないし、1曲だけ買った方が割安じゃね?」ってことであって。iTunesやその他のダウンロード販売と比べなくても、例えば1枚2,800円もするアルバム(14曲入り)は買ってられないけどシングルカットされてる曲を1曲200円だったら買っても良いかなって言うことでしょ?しかも、ダウンロード販売なら音質は劣るし輸送やらなんやらのコストもないから安くできるはず、と思ってる。そう考えれば、1曲150円でもおかしくない。
理屈で考えれば、アルバムの価格を曲数で割っても意味がないんでしょう。なぜなら(アーティストの思惑は違うだろうけど)ビジネス的には、ヒット曲と未発表曲の抱き合わせ商法がアルバムだから。ヒット曲だけ1曲で買われちゃったらビジネス成り立たないとかそんなの。でもそんなのしらねぇって。意味ねっつーの。
なんで魅力的なサービスが出せないんだろう。凄く不思議。
本来CDの販売をカバーするために取り組んでいるはずのダウンロード販売で、CDより割高で使いづらい仕様にするとかホント馬鹿なの?って思う。音楽で商売する気、全然無いよね?
安ければいいとは全く思わないけど、せめて理屈に合う価格にしろよと。これじゃあ、CDの価格を考えて全然理屈にあってねーぞと。思うわけです。それで「あ、CDの方がお得かも♪」と気づいてCDの販売が伸びるなんていうハッピーなお話になればいいけど、残念ながらそんなのありえねー
ちなみにiTunesはこんな感じ。少なくともこれぐらいじゃないとダメじゃない?
- 価格帯は150円/200円
- 128kbpsのAAC
- 30秒の試聴が全曲可能
wasabeatだとこれくらいで買えるよ。
- 価格帯は1曲200円前後
- 320kbpsのMP3またはWAV
- 2分間の試聴が可能
本当は、これもあると嬉しいけど、
- DRM無し(iTunes Plus@米国の場合は1曲$0.30)
まぁそれは仕方ないか。